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「と」(文化面)年中行事

中国ではクリスマスイブにりんご

「と」(文化面)
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クリスマスイブにりんごを食べる

 

12月24日はクリスマスイブです。

 

中国ではクリスマスイブにりんごを食べる習慣があります。

 

なぜクリスマスイブにりんごを食べるのか

 

中国語ではクリスマスイブは平安夜(ping an ye)、りんごは苹果(ping guo)と言います。中国ではクリスマスイブに平安な一生が送れますようにと願いを込めて食べる果物が平安果(ping an guo)「平安の果実」と呼ばれています。

 

その平安果(ping an guo)と苹果(ping guo)の発音が似ているため、りんごが平安の果実としてクリスマスイブに食べられる習慣が生まれました。

 

クリスマスイブが近づいてくると、スーパーや街の中でりんごが売られ始めます。りんごは一般的にきれいにラッピングして売られたり、きれいな箱に詰められて売られたりします。

 

中国ではこのクリスマスイブの時期はりんごバブルと言われ、クリスマスケーキよりもりんごが飛ぶように売れます。

 

こんな世界一大きなりんごもラッピングして売られます。クリスマスイブにこんな大きなりんごを食べたら、一生平安な人生を送れそうな気がしますが(笑)

 

学生の中にも小遣い稼ぎとして、りんごを売る学生もいます。普通のりんごは1個1~2元(約15円~30円)ぐらいで売られていますが、このクリスマスイブの時期のりんごはラッピングされたり、箱詰めされて売られたりするので、その分りんごの値段が高くなり、1個5元~10元(約75円~150円)ぐらいで売られます。

 

このように文字が書かれていたり、絵が描かれていたりするりんごも売られます。値段は高いのですが、しかしながら、クリスマスイブに文字で願いが書かれたりんごを食べると、その願いが叶うと言われているため、値段が高くても飛ぶように売れます。

 

クリスマスイブにりんごを贈る

 

クリスマスイブですから、もちろん、りんごに「好き」や「愛している」などと書かれたものを恋人や夫、妻に贈る人もいます。とてもロマンチックです。

 

きっとそのりんごは普通のりんごの何倍も甘い味がするのでしょう(笑)

 

クリスマスイブには自分のためにりんごを買う人もいますが、一般的に友達に贈ったり、恋人に贈ったり、先生に贈ったりします。あなたが一生平安で過ごせますようにという願いを込めてりんごを贈ります。りんごと一緒にメッセージカードを贈る人もいます。

 

ただ、たくさんの人にりんごを贈ると、非常にお金がかかりますので、中には自分で普通のりんごを買って、自分でラッピングをしたり、箱に詰めたりする人もいます。

 

クリスマスイブの日は教室の中がまるでバレンタインデーのような光景になります。

 

たくさん友達がいる人はたくさんのりんごをもらいますので、机の上にはたくさんのりんごで溢れます。ですから、食べるのもきっと大変だと思います。ただ、こんなにきれいにラッピングされたりんごを食べるのはとても名残惜しいですが。

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