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「へ」(生活面)

学生の故郷へGO

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学生の故郷へGO

 

学生の故郷へ行って来ました。今年ではなく、かなり昔にですが(笑)。最近は学生が全然誘ってくれませんので、行っていません(涙)。昔はよく学生に誘われて、行っていたのですが。特に冬休み中、日本へ帰らない時、学生がよく誘ってくれました。

 

ある大学にいたときなんかは冬休み中に3人の学生の故郷へ遊びに行ったことがあります。しかも、3人とも男子学生ではなく、女子学生でした。なぜなら、日本語学科は女子学生が多いですので、統計学的に考えて、そのような割合になるからです(笑)

 

日本では男性教師が女子学生の家に泊まることなんて考えられないことだと思います。きっとご両親も同意しないことでしょう。ましてやその相手が外国人となると、なおさらです。しかしながら、中国はとても寛容的で、何一つ嫌な顔をせず、とても歓迎してくれました。

 

私のために、親戚一同が集まってくれて、ご馳走でもてなしてくれたり、いろいろな観光場所へ案内してくれたりしました。特に、私にとっては学生の父親と飲むお酒がやはり格別でした(笑)

 

とは言うものの、実際、親御さんが心の中ではどう思っていたかはわかりませんが。きっと心の中では糞日本人と思っていたかもしれません(笑)。ただ、親御さんは娘が日本語学科で日本語を勉強するのを許していたぐらいですから、おそらく親日的だったのだとは思いますが。

 

また、親御さんにとっても娘が日本語を中国語へ、中国語を日本語へ通訳する姿が見られて、きっと嬉しかったのではないかと思います。まるで娘の晴れ姿を見ているような感じになったのではないでしょうか(笑)

 

都市より農村

 

私は農村出身の学生の家にも行ったことがありますし、大都市出身の学生の家にも行ったことがあります。ただ、個人的には大都市出身の学生の家に行くよりも、農村出身の学生の家に行くほうが好きです。

 

なぜなら、中国の農村はとても長閑で、とても落ち着いているからです。牛が歩き回っていたり、鶏が走り回っていたりします。私はこういう風景が大好きです。

 

以前、農村出身の学生の家に行ったとき、学生が通っていた小中学校へ行って、授業を見学したり、農村の健気な子どもたちと触れ合ったりして、とても楽しかったのを今でも覚えています。

 

また、私は学生が卒業した後も学生の故郷へ何回か遊びに行ったこともあります。有名大学の場合は中国全土から学生が来ていますので、勤務校が変わった時に、卒業した学生の故郷が近ければ、学生の家に遊びに行くことができます。

 

このように学生の故郷に遊びに行けるのも日本語教師の醍醐味の1つだと思います。学生の故郷へ行くと、学生がどんなところで育ったのかやどんな親御さんのもとで育ったのかがわかりますし、中国の家庭の暮らしぶりなどもわかります。また、何よりもその学生と親密な関係も築くことができます。まさしく一石四鳥です(笑)。ですから、できるだけ学生の故郷に遊びに行くことをお勧めしたいと思います。

 

ただ、そのためには、やはり学生との信頼関係を築くことが大切なのは言うまでもありません。その信頼関係は授業中だけで築くことはとても難しいですので、やはり授業外での学生との交流が非常に大切になってきます。

 

例えば、休みの日に学生を誘って、BBQをしたり、ピクニックに行ったり、カラオケに行ったりして、交流するのが良いと思います。それを繰り返していくうちに、学生も次第に心を開いてくれるようになります。中国の学生はシャイな学生が多いですので。

 

ただ、全員の学生と仲良くなるのは至難の業なのですが。やはり学生にとっても、教師への好き嫌いがありますので。ですから、気付けば、だいたいいつも同じ面子が集まっているのですが(笑)

 

これが良いことなのか悪いことなのかわかりませんが、しかしながら、その面子のメンバーたちと強い絆を築くことができますので、卒業後もつながりができることが多いです。

 

卒業後も頻繁に連絡してくれたりするのはやはりその学生たちです。ですから、こういう仲の良い面子を作ることも大切だなとつくづく感じています。

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