プライベート空間は宿舎の部屋の中だけ
中国の大学の外教は一般的に大学内にある教員宿舎に住むことになります。ですから、プライベートな空間はほぼ宿舎の部屋の中しかありません。なぜなら、大学内に住んでいるため、大学内の至る所で、学生に会うからです。食堂でご飯を食べている時もスーパーで買い物をしている時も運動場で運動をしている時もです。
日本語学科の学生だけに会うなら、まだ良いかもしれませんが、他の学科の学生も外教の存在を知っていたりしますので、大学内を歩いている時に急に声を掛けられるときもあります。
ただ、日本人外教の場合は見た目は中国人と同じですので、気付かれることは少ないのですが。英語の外教の場合ですと、とても目立ちますので、よく声を掛けられているところを見掛けます。
大学内だけなら、まだ良いのですが、街の中でもたまに声を掛けられることがあります。特に小さな都市ですと、その可能性はさらに高まります。
ですから、外教はどこへ行っても、学生たちに見られているような気になります。まるで芸能人のような感じでです(笑)
こちらが知らなくても、向こうは知っていますので、それが一番怖いところなのですが(笑)。ですから、外を歩くときは変装をすることをお勧めしたいと思います(笑)
このように障子に目あり、壁に耳ありではありませんが、どこで誰が見ているかわかりませんので、やはり外教は行動とか言動には最新の注意を払わなければなりません。
例えば、お姉さんがいるお店に行ったり、街でナンパしたり、公共の場所でイチャイチャしたり、トイレに行った後、手を洗わなかったり、外で立小便などをしてはいけません(笑)
学外で住むことも可能
プライベートを確保したい場合は学外で住むことも可能です。ただ、大学によっては安全面の問題で学外で住むことが禁止されている大学もあります。
学外で住む場合は一般的に家賃補助が出ます。ただ、学外で住む場合はある程度の物件を求めるのであれば、家賃は相当高くなってしまいますが。また、光熱費に関しては学校は出してくれません。
学外で済む場合はプライベートを確保できるという長所もありますが、短所もあります。
まず1つ目は通勤が大変になるという点です。大学から遠い場所に住めば住むほど、朝早く起きなければなりません。
2つ目は学生との交流が疎かになってしまうという点です。大学に住んでいれば、学生たちといつでも気軽に交流できますが、学外に住んでいる場合は交流するのが容易ではなくなります。
3つ目は住居で何か問題があった場合は全部自分で解決しなければならない点です。大学の宿舎に住んでいる場合は一般的に寮の管理人さんがいますので、何か問題あれば、来てくれて、修理をしてくれたりします。ただ、実際は何度も催促しなければ、修理に来てくれないことが多いのですが(笑)
4つ目は学外で住む場合、安全面に不安があるという点です。学内には学生たちや先生達が住んでいますので、セキュリティーがしっかりしています。ただ、たまに窃盗などの事件がありますが。
学外に住む場合は日本人が住むことを良しとしない中国人もいますので、隣人がそういう中国人ですと、何か嫌がらせを受けるのではないかという心配が常に付き纏います。
ただ、そうは言うものの、私も今までに2回中国で部屋を借りたことがありますが、何も問題はありませんでした。隣人との交流は一切ありませんでしたが、大家さんや不動産の人がとても優しかったです。
ですから、これらを踏まえた上で学内に居住するか、学外に居住するかを究極の選択として、考えられることをお勧めしたいと思います(笑)
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