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中国の焼き茄子

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中国の焼き茄子

 

日本では茄子は「おたんこ茄子」とか「ぼけ茄子」とか相手を罵る言葉としても使われています。ですから、日本の茄子が気の毒でなりません。一方、中国では茄子は写真を撮るとき、「茄子(qié  zi)」という合い言葉としても使われています。ですから、中国の茄子はみんなに親しまれています。この両国の茄子の言葉の使われ方の違いがとても面白いと言いますか。

 

ただ、茄子はとても美味しいですので、日本人にも愛されている野菜であることは変わりありません。その証拠に日本には麻婆茄子があります。実は麻婆茄子は中国にはなく、麻婆豆腐をベースに日本で考案されたものだったのです。

 

ですから、学生に「私は麻婆茄子が好きです」と言うたびに、「先生、麻婆茄子じゃなく、麻婆豆腐じゃないですか?」と言われてしまいます。

 

私は最近美味しんぼをよく見ているため、自分も山岡さんのように、皆さんに中国の究極のメニューを紹介したくなってきてしまいました(笑)

 

中華料理は世界三大料理のうちの1つですので、美味しいものがたくさんあります。ただ、私は薄給日本語教師であるため、燕の巣とかフカヒレとかは食べたことがありませんので、皆さんにご紹介できるのは中国のB級グルメだけに限られてしまうのですが。

 

今日ご紹介したい中国のB級グルメは焼き茄子です。

 

特に中国の屋台の焼き茄子が茄子の皮も全部食られてしまうぐらい美味しいです。実は茄子は皮に栄養が豊富なのです。茄子の皮は紫色をしていますが、それは「ナスニン」という成分と関係しています。

 

ナスニンという成分は体に害を与える活性酸素の働きを抑制する作用があるため、癌や動脈硬化、高血圧などの生活習慣病の予防に効果があります。ですから、茄子は皮まで食べるべき野菜なのです。

 

こちらの動画を見れば、焼き茄子の美味しさがひしひしと伝わってくるとともに、涎も垂れてくるのではないかと思います。ただ、羊肉串も映っていますので、焼き茄子より羊肉串に目を奪われてしまうかもしれませんが(笑)

 

焼き茄子は焼き上がった茄子を魚の開きのように開き、そこにタレをたっぷりぬって、その上にニンニクをたっぷり乗せれば出来上がりです。茄子のとろとろ感とタレとにんにくの味が絶妙にマッチしていて、とても美味しいです。

 

焼き茄子は屋台で食べる場合1本10元(約150円)ぐらいです。焼烤で肉ばかり食べていると、体に良くありませんし、太ってしまいます。ですから、肉ばかりではなく、焼き茄子も食べると良いです。

 

焼き茄子はニンニクをたっぷり使っていますので、スタミナが付くばかりではなく、体にも良いです。また、茄子の皮に含まれるナスニンは肝臓の働きを活性化させる作用もあるためアルコールの分解の効率も上げてくれます。ですから、焼き茄子はお酒のお供としても非常に相性が良いのです。

 

焼き茄子の作り方

 

こちらの動画ではオーブンで作れる焼き茄子の作り方が紹介されています。私も中国の屋台の焼き茄子のあの味が忘れられないため、家でその味を再現するため、早速この動画を参考にして作ってみました。

 

さすがに屋台の焼き茄子の味には到底及びませんでしたが、まずまずの出来映えでした。ただ、ニンニクの準備がとても手間暇がかかり、大変でしたが。

 

皆さんもおうち時間を利用して、ご家庭で焼き茄子を作られてみてはいかがでしょうか。また、中国に行かれた際はぜひ屋台の焼き茄子を召し上がってみてください。

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