中国もウィズコロナへシフト
中国もついにゼロコロナからウィズコロナへ政策転換しました。それにともない、来月には水際対策も大幅に緩和されるようです。おそらく近いうちに観光客も受け入れるようになり、中国のコロナ禍が完全に終わりを告げるのではないかと思います。
ただ、中国政府が突然ウィズコロナに政策転換したため、中国では今コロナ感染者が爆発的に増加しており、今が正念場になっています。
私の学生たちの中にも熱が出てたり、コロナに怯えてしまったりしている学生もちらほらいます。そのため、最近、学生たちから「コロナは怖いですか」とよく質問されます。おそらく日本が世界最大の感染者数の国だから、コロナ大国にいる私からコロナの実情を聞き出そうとしているのではないかと思います(笑)
学生たちがコロナに怯えるのも当然のことです。今までゼロコロナ政策でコロナを徹底的に封じ込めてきたのに、ある日突然、ウィズコロナに政策転換したわけですから、戦々恐々になるのは当然です。
日本の今年の漢字は「戦」になりましたが、中国の来年の漢字も「戦」になるのではないかと思います。なぜなら、これからが本当の意味でのコロナウィルスとの戦いが始まるからです。
ただ、現在のオミクロン株は感染力はとても強いですが、毒性は大したものではありませんので、私は学生たちに「コロナに怯える必要はない、それよりも期末テストの結果に怯えなさい」と言っています(笑)
やはりコロナウィルスに打ち勝つには栄養のあるものを食べて、運動して、免疫力をつけるとともに、マスクの着用や手洗い、うがいなどの感染防止対策を徹底することが重要であると思います。
かくいう私は日本に戻ってからは毎日、マスクの着用はもちろんのこと、手洗いやうがいも徹底しているおかげか、風邪すら引いていません。いつもならすぐ風邪を引いてしまうのですが。やはりマスク着用はウィルス感染防止の効果があるのでしょうか。日本で今年もインフルエンザがまだ流行していないのもおそらくマスク着用が功を奏しているのではないかと思います。
ただ、日本はいつまでマスクをしなければならないのかと思ってしまうときも多々あります。欧米ではほとんどの人がもうマスクをしていませんので。一方、日本人は未だに大部分の人がマスクをしており、もうマスクが顔パンツのような役割になってしまっています。
やはり日本は集団主義社会のため、みんなと違うことをすると出る杭は打たれるので、周りがマスクをしている中で、自分だけマスクを外すことができないのでしょう。
ですから、小さい子がマスクをしながら遊んでいる姿を見ると、息苦しくないのかなと思いますし、「マスクして 素顔知らずに クラス替え」という子どもの川柳が大賞を受賞したのを見て、なんだか泣けてきます。このままではクラス替えどころか卒業してしまうのではないかと思えてしまいます。きっと何十年後のクラス会でも誰もが顔を覚えていないという現実が訪れるのではないかと思います。
ということで、新学期に授業のウォーミングアップとして、マスクにまつわる川柳クイズをしてみたらいかがでしょうか。
1.【お 】と 言われてマスク 外せない
2.【こ 】心 マスク外せば 花と散る
3.マスクとる 緊急事態 【ノー 】
4.マスク顔 確信持てず 【み 】合う
5.にこやかに マスクの下で 【う 】わ!
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