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「ろ」(授業面)

ティーム・ティーチング

「ろ」(授業面)
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ティーム・ティーチング

 

中国の大学ではティーム・ティーチングをすることは少ないのですが、大学によってはティーム・ティーチングをしなければならないこともあります。

 

私は中国人の先生とも日本人の先生ともティーム・ティーチングをしたことがあるのですが、私はティーム・ティーチングが大の苦手です。

 

なぜなら、ティーム・ティーチングの場合は自分が出しゃばり過ぎてもだめですし、逆に、大人しくし過ぎてもだめなので、そのバランスの取り方がとても難しいからです。

 

もし一緒にティーム・ティーチングをする先生が出しゃばり屋のワンマン先生だった場合、とても大変です。なぜなら、私もでしゃばり屋のワンマン先生であるため、その先生に負けぬよう劣らぬよう出しゃばろうとするため、ティーム・ティーチングではなく、ツーマン・ティーチングになってしまうからです(笑)

 

教師は職業柄人に物を教えたいという強い欲求を持っているため、私はティーム・ティーチングでも、自分中心に授業を進めてしまいます。

 

また、私は自分が最も優秀な教師でありたいという自己実現の欲求も持っているので、一緒にテーィム・ティーチングする先生に対してライバル心も持ってしまいます。そのため、ティーム・ティーチングでも指導力があるところを見せようとしてしまいます。

 

これはティーム・ティーチングに限らず、日本語コーナーなどでもそうです。日本語コーナーを複数の日本人外教で行う場合も私は出しゃばってしまうと同時に、ライバル心も燃やしてしまいます。

 

特に会話形式の日本語コーナーの場合は学生たちはそれぞれ好きな先生のところに行って自由に会話をする形式が多いのですが、私は他の先生の周りにたくさんの学生が集まっていると、ライバル心がバチバチと燃え始め、その先生に負けないように学生を集めるために、過激な行動に出てしまいます(笑)

 

出しゃばったり、ライバル心を燃やすことは良い面もあると思いますが、しかしながら、その度を越してしまうと、他の先生との間に軋轢を生んでしまいますので、日本語教師として大事なことはやはり出しゃばり過ぎず、ライバル心も燃やさず、謙虚になって、学生のために裏方に徹することだと思います。ジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長のようにです(笑)

 

そうすれば、他の先生方ともより良い関係を築くことができます。実は他の先生方とより良い関係を築くことは学生とより良い関係を築く以上に大事なことなのです。私も含めこのことを忘れてしまっている日本語教師はとても多いと思います。ですから、私もこのことを肝に銘じておかなければなりません。

 

それでもやはり出しゃばりたい方は日本人外教が1人しかいない大学に行くのが手だと思います。そこでは日本人外教がいくら出しゃばっても、誰にも文句は言われませんし、ライバル心も芽生えませんし、他の先生に気を遣う必要もありません。常に自分がワンマン教師でいられる環境にあります。いきなりステーキの一瀬邦夫社長のようにです(笑)

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