福笑いを使った授業
1年生に顔の名称を教えたときに私がよくやっているゲームは顔タッチゲームです。このゲームは私が顔の名称を言ったら、学生たちがその部分をタッチするだけの単純なゲームです。例えば、私が「耳」と言ったら、学生たちは「耳」をタッチします。
最初は自分の顔の部分をタッチさせています。次に二人ペアになって、顔タッチの試合をさせています。ルールは至って簡単で相手の顔の部分を早くタッチしたほうが勝ちで、1点がもらえます。ただ、目は危ないですので、目の場合は自分の目をタッチさせています。
中国の学生は純粋無垢で全然ませていませんので、このゲームをやると、意外にも結構盛り上がります。
前置きが長くなってしまいましたが、先日ユーチューブで正月のときのサザエさんを見ていたら、磯野家が福笑いを楽しそうにやっていたのを見て、顔の名称を教えたときに、実際に福笑いをやったらとても盛り上がるのではないかと思いました。
教室で福笑いをやるときは学生たちに見やすいように黒板でやると良いと思います。そのためには、こちらの動画のような大きめの顔のパーツを準備します。各パーツの裏には両面テープを貼っておくと良いと思います。
授業の流れは以下です。
① 学生1人を指名して、アイマスクをしてもらいます。
② 教師はパーツを一つ取ってから、1人の学生に当てて、それが何であるかを言ってもらいます。
③ 指名された学生はそれを聞いて、黒板に貼ります。このときに他の学生たちには「右」「左」「上」「下」「少し〇」「もっと〇」などをアドバイスしてもらいます。
④ ②、③を繰り返します。
福笑いを成功させるためのカギは当てられた学生が顔のパーツの名称をしっかり言えることと、指名された学生がその名称をしっかり聞き取れることです。また、他の学生たちの「右」「左」「上」「下」「少し〇」「もっと〇」などのアドバイスもとても重要です。
福笑いが成功すれば、拍手が巻き起こると思いますし、もし大失敗すれば、笑いが巻き起こるとともに、学生たちはその写真を撮って、SNSにアップしてくれると思います。このように学生たちが授業の楽しい思い出として、SNSにアップしてくれるのも教師にとってはとても嬉しいものです。
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