私は中国に住んでいますので、中国の社会問題の現状を知りたいために、中国の社会問題を題材にしたドキュメンタリー番組をよく見ています。
ただ、この前、あなたへのお勧めとして、たまたまガーナのカカオ農園で働く子どもたちのドキュメンタリー番組が出ていたので、それを見たのですが、もう涙が止まりませんでした。
それと同時に、中国だけを見るのではなく、もっと世界に目を向けて、物事を見たり、考えたりすることが大事だとつくづく思いました。
カカオ農園で働き続ける兄弟
こちらのドキュメンタリー番組は学校へも行けず、朝から晩までカカオの実を取って働く兄弟にスポットが当てられています。
お兄さんのアペティ君は11歳で、弟のコフィ君はわずか6歳です。病気で働けなくなったお母さんの生活費を稼ぐために、11歳と6歳の子どもが一生懸命汗水流して働いています。
私はその一生懸命働いている姿と弟想いのお兄ちゃんが学校に通いたいという弟のコフィ君の夢を一瞬でも敵えてあげるために、小学校に連れて行き、お兄ちゃんが先生となって、コフィ君のために初めての授業をしてあげている姿を見て、自然と涙が溢れ出てきました。
この兄弟はカカオの実が何になるかも知りません。それでも毎日一生懸命働いています。そんな中でも、弟のコフィ君が一番の楽しみにしているのがお兄ちゃんのアペティ君から勉強を教えてもらうことです。
私はこのドキュメンタリー番組を見て、チョコレートを食べる時、もっと味わって食べなければならないと思ったと同時に、バレンタインデーのとき、女性たちは彼らの思いも一緒に届けるべきだとも思いました。
勉強できることは幸せ
学校に行って勉強したくても勉強できない子供がいる一方で、中国の学生たちの中には全く勉強をしない学生もいます。
ですから、そんな彼らに勉強できることがどれだけ幸せなことなのかを分からせるために、このドキュメンタリー番組を見せることをお勧めしたいと思います(笑)。そうすれば、今まで勉強を怠けていた自分がどれほど愚かだったのか自ずと気付くと思います。
会話の授業であれば、このドキュメンタリー番組を見て感じたことを話し合わせることができますし、聴解の授業であれば、ナレーターの日本語を書き取らせることもできます。また、このドキュメンタリー番組には中国語の字幕がありませんので、日本語を中国語に訳させて、字幕を付ける活動につなげることもできます。
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