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「へ」(生活面)中国生活

中国の「AA」とは

「へ」(生活面)
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中国の「AA」とは

 

日本はまたコロナの感染が爆発的に広がってきています。一方、中国はほぼコロナの封じ込めに成功しているようです。

 

SNSに投稿されている学生たちの写真の数々にはマスク姿の写真がほぼ皆無です。更には学生がバーやクラブに行った動画でも、お客が超過密な状態なのにもかかわらず、マスクなしで、お酒を飲んだり、踊ったりしています。

 

このことからも、中国ではもうコロナ以前の日常の生活に戻っていることが見て取れます。

 

やはり中国の厳格なコロナ対策が功を奏したのでしょうか。日本の甘いコロナ対策ではきっと何十年経ったとしても、コロナの封じ込めには成功しないことでしょう。この先の日本はいったいどうなってしまうのでしょうか。

 

話は変わりますが、中国には「AA」とか「AA制」という言葉があり、よく聞いたり、見たりします。

 

中国通ではない日本人が「AA」を見たら、一瞬トリプルエーかと思ってしまうかもしれませんが(笑)

 

中国では「AA」は「割り勘」という意味です。「割り勘」は「勘定を均等に割る」から割り勘と言うと思うのですが、「AA」も同じく、「All Average」(全員平均)の頭文字を取ったものから来ています。

 

中国語では割り勘はその他に「分开付」という言い方もありますが、若者の間では「AA」のほうがよく使われています。

 

中国では以前は「AA」はご法度だったのですが、最近は「AA」が普及してきています。それを証明するかのように、アリペイやウィーチャットペイに割り勘機能があり、中国人の間でよく利用されています。

 

こちらの機能を使えば、スマホ上でお金のやりとりができますので、現金やお釣りを準備する手間が省け、割り勘がとても楽になります。そのため、学生や先生方とご飯を食べに行くときは必ずと言っていいほど、こちらの機能が使われています。

 

しかし、学生とご飯を食べに行くときは必ずと言っていいほど、学生がご馳走してくれるのですが。やはり学生からご馳走してもらうのは気が引けてしまいますので、私はいつも「AA」にしてもらっています。

 

ただ、いつも「AA」にしていたら、学生たちにケチと言うレッテルを貼られてしまう恐れもありますので、給料日のときだけは、私は大奮発して、トイレに行く振りなどをして、先にお会計を済ましてしまうときがあります。そうしなければ、学生たちはお金を払わせてくれませんので。中国ではご馳走するのも一苦労なのです(笑)

 

中国人はなぜ割り勘を好まないのか

 

なぜ中国人は割り勘を好まず、誰かがお金を全部払うのが鉄則になっているのでしょうか。その理由は次回また会うきっかけを作れるからだそうです。つまり、ご馳走になったことによって、「今回ご馳走になったから、今度は私がご馳走する」ということになり、こうやって人間関係を維持していくのが中国流のようです。

 

確かに「やられたらやり返す」ではありませんが、「奢られたら奢り返す」これが人間の流儀のような気がします。

 

ただ、日本人はこのような貸し借りを作るのが嫌いな国民性のように思います。ですから、割り勘にして、できるだけお互い貸し借りの関係を作らないようにしているのではないかと思います。

 

日本人が他人に迷惑を掛けるのを嫌ったり、他人の力を借りるのを躊躇うのもやはり貸し借りの関係を作りたくないという日本人の国民性が影響しているからなのではないかと思います。

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