スポンサーリンク

中国の大学の種類

シェアする

中国の大学の種類

中国の大学も日本と同じで、国立大学、公立大学、私立大学があります。また、大学には4年制の大学である「本科大学」と3年生制の大学である「専科大学」があります。また、「成人大学」と呼ばれる夜間制や通信制などの大学もあります。

専科大学は日本で言う短期大学や専門学校に相当します。本科大学を卒業した場合は卒業証書と学位がもらえますが、専科大学の場合は卒業証書はもらえますが、学位はもらえません。

中国の大学の数

中華人民共和国教育部のサイトによりますと、

2017年5月31日現在、中国には大学が2914校あります。こちらの教育部のサイトにすべての大学のリストが載っていますので、もしその中に働きたい大学があった場合、直接、国際合作所のほうに現在日本人教師の募集があるかどうかを聞いてみるのも良いと思います。ただ、全部の大学に日本語学科があるわけではないですが。

2914校の大学のうち、本科大学(4年制大学)は1243校、専科大学(短期大学や専門学校)は1388校あります。

本科大学の内訳は国公立大学が817校、私立大学が417校、その他海外の大学との合作大学が9校あります。

中国の私立大学

中国の私立大学は2つの種類があります。1つは企業などが経営している私立大学です。こちらは中国の民間教育促進法に則って、経営されている大学です。もう1つは国公立大学の名前を冠した独立学院と呼ばれる私立大学です。こちらは中華人民共和国教育部の行政規律に則って、経営されている大学です。

企業などが経営している私立大学は152校、独立学院は265校あります。独立学院のほうが圧倒的に多いです。

この2つの私立大学の違いは、企業などが経営している私立大学の場合は企業が独自で経営していますが、独立学院の場合はその母体となっている国公立大学が運営ノウハウを提供し、それに基づいて経営しています。ですから、一般的に独立学院は○○大学○○学院と名付けられることが多く、その独立学院の母体は有名国公立大学が担っていることが多いです。

2017年現在独立学院の大学ランキングで1位なのは吉林大学珠海学院です。吉林大学はとても有名な大学です。こちらの独立学院は吉林省にあるのではなく、広東省にあります。一般的に独立学院はその母体である国公立大学の所在地にあることが多いですが、有名大学の場合は他省に独立学院があることもあります。

独立学院の場合は母体となる国公立大学がノウハウを提供しているばかりではなく、人材も提供している場合もありますので、国公立大学の教師が独立学院で授業をしたりする場合もあります。

 

それから、企業が経営している私立大学の場合は大学に本科と専科を設けることができますが、独立学院の場合は本科しか設けることができませんので、レベル的には独立学院のほうが高いと言えます。大学の名前に有名国公立大学の名前が付いていますので、当然と言えば当然なのですが。

ただ、中国の私立大学は独立学院と言えども、国公立大学と比べると、レベルはかなり劣ります。おそらく日本の首都圏以外の私立大学と同じような感じでしょうか。中国には日本のような有名私立大学はなく、また、私立大学についても、認知度が低いのが現状です。これはもともと中国が共産主義だったことが影響しているのかもしれませんが。やはり、北京大学や清華大学をはじめとする国公立大学が有名です。

それから、授業料も違います。企業が経営している私立大学の場合は、授業料は1年1万元(約17万円)前後で、国公立大学の2倍ぐらいですが、独立学院の場合は有名大学の名前を冠しているからでしょうか、授業料が1年2万元(約34万円)前後で、企業が経営している私立大学の2倍も違います。ですから、独立学院へ行く学生たちはお金持ちがとても多いです。

私は以前、国公立大学に所属しながら、隣にある独立学院でも授業をしていましたが、独立学院の学生はお金持ちが多いため、やはり、着る物や食べる物が国公立大学の学生とは違っていました。ですから、国公立大学の学生たちはとても羨ましがっていました。

しかしながら、逆に、独立学院の学生たちは国公立大学に通っている学生たちをとても羨ましがっていました。なぜなら、国公立大学に通う学生は優秀なので、就職も独立学院の学生たちに比べて、しやすいからです。

一見、犬猿の仲に見えるかもしれませんが(笑)、実は、そうでもなく、日本語コーナーなどを通じて、国公立大学の学生と独立学院の学生が知り合い、お互い仲良くなることもありました。ですから、こういう場合は、お互い切磋琢磨ができますので、お互いにとって、やはり、メリットだと思います。

 

私立大学は授業料が高いためでしょうか、大学のキャンパスも綺麗です。特に、図書館や食堂は立派です。また、教室の設備も良いです。一般的にすべての教室にパソコンやプロジェクター、エアコンが設置されています。また、教師が住む寮も一般的に立派です。私が以前働いて私立大学の寮は30階建てぐらいの高層マンションの一室でした。部屋が4つもあり、なんとトイレが2つもついていました。

これらが私立大学の特徴です。大学の求人募集を見る時には注意が必要です。もし、○○大学○○学院と書いていましたら、独立学院の求人募集です。

独立学院の求人は一般的に待遇は良いですが、私の経験上、学生のやる気が今一だったことが多かったですので、教えるのがちょっと大変でした。ですから、待遇を取るか、やりがいを取るか、非常に悩むところだと思います。

日本人教師の配属先

中国は国公立大学が圧倒的に多いですので、日本人教師は国公立大学に配属されることが多いです。ただ、国公立大学に配属されたとしても、その大学に独立学院があれば、独立学院に配属されることもあります。

どちらに配属されるかはその大学に行ってみないとわからないんですが(行く前に聞けばわかるのでしょうが(笑))、一般的に新任の先生は独立学院に配属されることが多いです。

なぜなら、前任の先生がいた場合、その先生は学生のレベルが高く、教えやすい国公立大学を希望することが多いからです。

独立学院の隣に国公立大学がある場合は、両方の大学で教える場合もあります。私が以前いた大学はそうでした。あのときは、週に何回か自転車で大学間を往復していました。

もし、独立学院に配属され、独立学院が遠くにある場合は独立学院だけで教えることが多いです。その場合は独立学院側の寮に入ることが多いです。

独立学院が遠くにある場合は、国際合作所も2つあることが多いです。国公立大学のほうに1つ、独立学院のほうに1つです。ただ、採用は国公立大学の国際合作所が担いますので、給料は国公立大学の国際合作所のほうから出ます。一方、生活面では、独立学院側の国際合作所のお世話になることになります。

また、中国の大学の場合、本科と専科がある大学もあります。日本の大学の場合は大学の中に短大や専門学校はないと思いますが、中国の大学はあることが普通です。

その場合は本科だけを担当する先生と、専科だけを担当する先生に分かれることが多いです。ただ、本科と専科の両方を担当する場合もあります。私は以前、本科と専科、両方を担当したことがあります。

一般的に、専科の学生よりも、本科の学生のほうがレベルが高いですので、新任の先生は専科を担当させられることが多いです。これも、前任の先生が本科を教えるのを希望することが多いからです。

専科で教える場合も大変ですので、教えるのに慣れていなければ、面接のときに、本科を担当するのか、専科を担当するのかを聞いた方が良いと思います。

ただ、専科大学で教える場合は一般的に専科だけしかありませんが。専科大学の場合は○○職業学院という名前が多いです。日本で言う専門学校みたいな感じです。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする