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「と」(文化面)文化・習慣

テストもボールペン

「と」(文化面)
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中国の大学生はボールペンを使う

 

中国では大学生はみんな授業中ボールペンを使います。ですから、鉛筆やシャープ、消しゴムは使いません。

 

授業の時はもちろんのこと、テストの時までもボールペンを使います。中国では鉛筆やシャープ、消しゴムが使えるのは小学生までのようです。
 

ボールペンを使う理由

 

なぜボールペンを使うかと言いますと、その理由は6点あります。

 

まず1点目はボールペンは消すことができないので、しっかり考えてから、書くという習慣を身に付けることができるからです。

 

2点目はボールペンで間違えた場合は二重線などで消すので、後から何をどう間違えたのかを確かめることができるからです。
 

3点目はボールペンは非常に便利だからです。鉛筆の場合は芯が折れたら、削らなければならいですし、シャープの場合も芯が折れたら、いちいちノックして芯を出さなければならなりません。また、芯がなくなったら、入れ替えなければなりません。ですから、手間や時間がかかると同時に、途中で集中力も途切れてしまいます。

 

4点目は中国製の鉛筆やシャープ、消しゴムの品質が非常に悪いからです。鉛筆やシャープは折れやすいですし、消しゴムもきれいに消えません。ただ、ボールペンの質も悪いと言えば悪いのですが。そのため、ボールの回転が悪く、途中で擦れてしまうことが多々あります。

 

ですから、中国では日本製の文房具が飛ぶように売れています。値段が4、5倍違ってもです。やはり日本製の文房具は品質が非常に良いので、中国人からも愛されています。中には日本製の文房具じゃなきゃ、勉強も仕事も捗らないという人もいるぐらいです。

 

5点目はボールペンは消すことができないので、テストの時の不正を減らすことができるからです。こちらは学校側からの理由ですが。

 

6点目はボールペンは書いたら消えないので、保存性に優れているからです。大学のテストは何年間か保存しなければならないので、鉛筆で書いたものなら、消えてしまいやすいからです。こちらも学校側からの理由ですが。

ボールペンには以上のような利点があるんですが、しかしながら、教師にとってはテストの時もボールペンで書かれると、とても見にくくて、採点がしにくいのが難点なのですが。

 

 

ただ、最近は間違えた箇所を二重線にする学生はあまりいません。修正テープを使う学生が増えてきています。この理由は教師への配慮なのか定かではないのですが。

 

以前は修正液を使う学生が多かったのですが、修正液は乾くまで時間がかかり、効率が良くないので、最近は修正液を使う学生は全然いなくなりました。

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