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「ろ」(授業面)

中国の大学の黒板

「ろ」(授業面)
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中国の大学の黒板

 

中国の大学にも大きな黒板があります。

 

また、色とりどりのチョークや黒板消しもあります。ただ、チョークは日本のチョークと違って、とても折れやすいです。また、黒板消しも使い古されたボロボロのものが多いです。

 

また、黒板消しクリーナーもないため、黒板消しはいつも真っ白です。この黒板消しで黒板を消すと、更に黒板が真っ白になってしまいますので、それを避けるためには自分で黒板消しをきれいにしなければなりません。

 

原始的な手法かもしれませんが、窓の外の壁で黒板消しをたたいて、チョークの粉を落とすのが一番手っ取り早いです。

 

授業の後は黒板を消すのがマナー

 

朝の授業のときは教室の黒板は綺麗に消されていますが、朝の授業以外の授業では黒板が消されていないことが多いです。

 

一般的に中国人の先生は授業が終わった後、黒板を消しません。

 

ですから、そういう場合は次の授業に入るときに、自分で消さなければなりません。ただ、学生の中に気の利く学生がいれば、授業が始まる前にちゃんと消してくれています。
 

私の場合は授業が終わった後、いつも自分で黒板を消してから、教室を出るようにしています。やはり黒板を消してから、教室を出るのはトイレに行ったあとに水を流すのと同じでそれが最低限のマナーだと思うからです。

 

学生もよく教師を観察しているもので、以前、私は学生にこんなことを言われたことがあります。『先生は毎回授業が終わった後、黒板を消してから、教室を出ます。日本人は本当に礼儀正しいと思います』と。
 

私はこの言葉を聞いて、自分は日本語教師としてだけではなく、一日本人として学生の前に立っているんだなということを強く痛感しました。

 

それ以来、私の言動そのものが学生たちが抱いている日本人像に大きな影響を与えてしまうのではないかと思い始めるようになりました。

 

少し大袈裟かもしれませんが、私は1億2000万人の日本人を背負って、中国に来ているんだという自覚を持たなければならないなと思いました。

 

ですから、常日頃、学生の前では言動にはできるだけ気を付けるように心がけています。

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