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「い」(契約面)

仲介会社を通じての中国の大学の求人応募から採用までの流れ

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仲介会社を通じての中国の大学の求人応募から採用までの流れは以下です。

 

履歴書を送る

 

仲介会社の求人情報を見て、良い求人があったら、まず、メールで仲介会社に「○○省の大学の求人に応募したい」という旨を伝えます。その時に、電子版の履歴書も一緒に添付します。また、職務経歴書も一緒に添付すると良いです。

 

電子版の履歴書は日本の履歴書の書式の物を使って、日本語で書いても構いません。こちらのサイトで、電子版の履歴書を無料でダウンロードできます。履歴書には必ず写真を貼り付けます。

 

中国の写真屋の場合は、写真屋で「4cm×3cmサイズの証明写真の電子版だけが欲しい」という旨を伝えると、USBメモリーに電子版だけを入れてくれますので、それを履歴書に貼り付けたら良いです。電子版だけだと、値段もとても安いです。

 

仲介会社に履歴書を送ったら、仲介会社が大学に履歴書を送ってくれます。もし、給料に拘らず、どこの省の大学でも良ければ、その旨を仲介会社に伝えると、仲介会社がいろいろな省の大学に履歴書を送ってくれます。ですから、その場合は、採用される確率が高くなります。

 

面接を受ける

 

大学に履歴書を送った後、大学の国際交流合作处の職員や日本語学科の主任、あるいは、日本人の日本語教師などが履歴書を見て、書類選考します。

 

有名な大学や人気の都市であれば、たくさんの応募者がいますので、書類選考で落とされる場合もあります。

 

書類選考が通ったら、面接に進みます。面接は一般的に電話面接かSKYPEあるいはwechatなどのネット面接で行われます。中国に在住しているのであれば、電話面接、日本に在住しているのであれば、ネット面接が一般的です。

 

大学によっては、直接大学に行って、面接を受けたり、模擬授業をしたりする大学もありますが、しかしながら、中国はとても広大ですので、大学まで行くのはとても大変ですから、このような大学はごくごく稀です。

 

面接は国際合作交流合作部の職員とではなく、一般的に日本語学科の主任クラスの先生と日本語で面接をします。ただ面接と言っても、日本のような圧迫面接のような感じではなく、履歴書の内容などを確認する程度の簡易的な面接です。

 

例えば、「今までどんな仕事をしていましたか」とか「どんな教科を担当できますか」とか「いつ中国へ来られますか」などのような感じです。また、面接では標準的な日本語を話せるかどうかもチェックされているようです。

 

面接の時、質問などがあれば、質問しておいたほうが良いです。例えば、「日本語学科の学生はどれぐらいいますか」とか「どんな教科書を使っていますか」とか「日本語教師はどれぐらいいますか」などです。

 

仲介会社は国際交流合作处の職員とやり取りするだけですから、授業面のことについては、具体的に質問できませんので、面接のときに、特に授業面などについて重点的に聞いておいたら良いです。

 

また、面接の時に、現在勤務している日本人教師の電話番号かメールアドレスを聞いておくこともお勧めします。現在その大学に勤めている日本人教師に直接質問すれば、生の声を聞くことができるからです。

 

例えば、大学の様子とか、学生の様子とか、寮の様子とか、都市の様子とかなどです。

 

大学によっては、面接がなく、書類選考だけの大学もあります。特に、欠員が生じたため、急いで日本語教師を探している大学とか、地方都市の田舎にある大学とか、日本人教師の離職率が高い大学などは、早く人材を確保したいということから、書類選考だけで採用している大学もあります。

 

合否通知を受け取る

 

面接後、その場で採用されることもあれば、1週間ぐらいの選考期間を設けて、その後、直接採用の電話が来たり、仲介会社を通じて、メールで合否の通知が来ることもあります。

 

採用されれば、次は、就労ビザ開始の手続きに入ります。もし、採用されなければ、また別の大学の求人に応募することになります。

 

採用されなかったからと言って、悲観的にならなくても良いです。その時はこの大学とは縁がなかったと考えたら良いです。

 

中国はたくさんの大学がありますので、日本語教師は引く手あまた状態ですから、1つや2つの大学を落ちたぐらいで、心配はご無用です。

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