中国の煮卵
私は中国でよく煮卵を食べています。なぜなら、日本と違って、中国では煮卵が安いからです。安いものは1個1元(約16円)で買えます。
その中で、私が特に好きなのは山椒の煮卵です。こちらの山椒の煮卵はぴりっと辛くて、とても美味しいです。
ですから、私はお腹が空いたときに、そのまま煮卵を食べたり、カップラーメンを食べる時に、トッピングとして、煮卵を入れています。
これは中国人も同じです。特に、中国ではカップラーメンを食べる時に、煮卵はなくてはならないものとなっています。
その光景はよく列車の中でも見掛けます。やはり、カップラーメンだけでは何か物足りないので、煮卵を入れたら、ちょうど良い感じになると言いますか。
また、私は食堂などでご飯を食べる時も、煮卵をよくトッピングしています。
中国では煮卵は小さな売店でも売っています。小さな売店では温めた煮卵が売っていたりもします。
摩訶不思議な煮卵
中国では摩訶不思議な煮卵があります。それは童子卵です。これは何で煮た卵かと言いますと、なんと男の子の小便で煮た卵です。
この童子卵は特に浙江省東陽市が有名です。東陽市では童子卵が古くから縁起物とされており、2008年には東陽市の文化遺産として認定されました。
ですから、東陽市では街のあちこちで童子卵が売られています。
特に10歳未満の男の子の小便で煮た卵が栄養たっぷりで、美味しいそうです。ですから、これを食べると、健康になるようです。なぜなら、子どもの尿には、血を浄化する物質がたっぷり含まれているからだそうです。そのため、中国では昔から尿は体に良いものとされ、このように尿が利用されてきたようです。
東陽市では、東陽市内の小学校の男子トイレや街の中のトイレに、尿集めのための専用のバケツが設置されており、男子児童がそこにおしっこをするシステムになっています。
先ほどの動画の中にもありましたが、その新鮮な尿を利用して、童子卵を作ります。童子卵の作り方はまず卵が入った鍋に尿をたっぷり入れます。それから、卵に尿がたっぷり染み込むまで、10時間以上煮込みます。その間、何回か尿を取り替えます。これだけです。
さてそのお味のほうですが、まったく塩を入れていないのに、しょっぱい味がするようです。また、臭いのほうは煮込み中はとても強烈なようです。まさしくあのアンモニア臭の臭いが鼻に突き刺さるのでしょう。しかし、食べる時には臭いは全然しなくなるようです。
皆さんも、浙江省東陽市を訪れた際にはぜひ童子卵にトライしてみたらいかがでしょうか。
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