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「ろ」(授業面)

宿題

「ろ」(授業面)
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宿題

 

私は自慢ではありませんが、毎回欠かさず宿題を出し続けています(笑)。なぜなら、私は学生をいじめるのが好きだからです(笑)

 

学生にとっては宿題はとても嫌なものですが、教師にとっても宿題は嫌なものです。なぜなら、宿題を出したら、宿題をチェックしなければならないからです。

 

受け持ちのクラスが多ければ多いほど宿題のチェックが大変になります。例えば、受け持ちのクラスの学生数が100人いた場合、宿題をチェックするのに1人1分としても、100分もかかってしまいます。1時間40分もあれば、自分の時間として、いろいろなことに活用できますが、それでも私は宿題を出すことにしています。

 

宿題をチェックするのに、これだけの時間がかかりますので、私は本当は宿題なんて出したくないのですが、学生の学習の定着を図るために、宿題を欠かさず出しています。

 

しかしながら、学生は教師の宿題を出す意図や宿題をチェックする大変さなどはいざ知らずで、「宿題を出す先生=良い先生」ではなく、「宿題を出す先生=嫌な先生」という図式が出来上がってしまっている現状があります。

 

なぜ学生のためを思って宿題を出しているのに、こんなに嫌われなければならないのでしょうか。嫌われてまで宿題を出す意義っていったい何なんでしょうか。教育の世界というのは真面目な人ほど嫌われてしまうという矛盾をはらんだ世界なのでしょうか。そんなことをいつも思いながら宿題を出しています(笑)

 

こういう現状ですので、お互いのために、宿題を出さないのが一番良いのかもしれませんが、授業が終わった時に「今日の宿題は」という言葉が自然に出てきてしまう自分がいます(笑)

 

 

宿題チェック

 

 

学生に宿題を出したからには、教師はしっかりチェックしてあげることが必要です。学生も時間を割いて、宿題をしていますので。例えば、文を作る宿題や会話文を作る宿題を出した時は、私は間違えたところをしっかり訂正してあげるだけではなく、間違えた文法事項についても詳しく書いてあげたりしています。

 

また、会話の授業で1分間スピーチの宿題を出したときは、その原稿を訂正してあげるだけではなく、その題材に対するコメントも書くようにしています。実はこのコメントによって、学生とのつながりができることもあります。例えば、授業が終わった後に、学生がやって来て、その題材のことで、話に花が咲くこともあります。

 

私が1人1人にコメントを書くようになったのは学生が嬉しそうにコメントを読んでいる姿を見てからでした。

 

ですので、私は学生に嫌われようがなんだろうが、これからも宿題を出し続けていく所存です(笑)

 

ただ、中国人の先生は真面目だからでしょうか、膨大な宿題を出しますので、その兼ね合いも考えて、できるだけ学生の負担にならない程度の宿題を出すことを心掛けるべきだということを最後に付け加えておきたいと思います。

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