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「ろ」(授業面)

みんなちがって みんないい

「ろ」(授業面)
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みんなちがって みんないい

 

日本語教師をしていると、毎年いろいろな学生に出会います。私が今まで出会った学生はもう何千人にもなります。

 

1クラス1クラスに、ちびまる子ちゃんのクラスのように、いろいろな個性を持った学生がたくさんいます。

 

 

たとえば、ひょうきんな学生、面白い学生、優しい学生、気が利く学生、何事も一生懸命頑張る学生、大人しい学生、気性が荒い学生などなどがいます。ただ、みんなちがって、みんないいです。

 

日本語教師にとっては、それぞれの学生の個性である一番星を見つけてあげて、それを伸ばしてあげることも重要だと思います。

 

ただ、学生の一番星は授業中だけではなかなか見つけられないので、いろいろな活動を通じて、見つけることが重要だと思います。

 

やはり授業以外で付き合うと、その学生のいろいろなところがわかりますので、自分から積極的に学生を誘って、いろいろな活動を組織するのが良いと思います。

 

日本語教師の中にはこれは時間外活動だからすべきではないという方もいますが、中国の外教の役割はやはり授業ではなく、学生とたくさん交流して、たくさん日本語の練習をしてあげたり、日本の文化や習慣などを教えてあげたり、日本人のあるべき姿を見せたりすることだと思います。

 

私はかつて正規の日本語コーナー以外に、自分の宿舎で少人数で行う日本語コーナーを組織したこともありました。宿舎で行う日本語コーナーは教室で行う日本語コーナーとは違って、みんなでお菓子やジュースなどを持ち寄ったりして、リラックスした雰囲気の中で行えたので、とてもいいものでした。

 

ただ、全員の学生と仲良くなることは不可能です。教師も学生の好き嫌いがあるように、学生も教師の好き嫌いがあります。この好き嫌いがどういうプロセスを経て生まれてしまうのか定かではありませんが、おそらく、面接と同じでお互いの相性の面が大きいのだと思います。不思議なもので、ちょっとしたことがきっかけで、学生とすごく仲良くなることもあります。

 

たとえば、授業前のちょっとしたやり取りで、その学生と親しくなったりしたことがありました。このことを逆に考えれば、そのちょっとしたやり取りがなかった場合、親しくなれなかった可能性もあります。しかし、このちょっとしたやり取りが多ければ多いほど、そのようなチャンスが生まれますので、積極的に話しかけることが大事だなと思います。何も話しかけなければ、そこからは何も生まれせんので。

 

私は以前、SNSを通じて、学生からたまたま遊びに誘われて、それ以来ずっと仲良くなった学生がいました。もし、あのときその学生が誘ってくれなかったら、きっと仲良くなっていなかったかもしれません。

 

そう考えてみると、やはりふとしたきっかけって大事なんだなと思います。そのふとしたきっかけは自分から作れるものですので、学生から誘われたら、できるだけ断らず、またこちらからも、どんどん積極的に学生と交流する機会を作っていくべきだと思います。これこそが大学で働く日本人外教の使命だと思います。

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