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「ろ」(授業面)

授業に恋人を

「ろ」(授業面)
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授業に恋人を

 

中国の大学はクラス制なのにもかかわらず、学生の中には授業に恋人を連れて来て、一緒に授業を受ける学生もいます。

 

その理由は定かではないのですが、考えられることとしては

 

①恋人をクラスメートに見せびらかしたい

②恋人と四六時中ずっと一緒にいたい

③恋人(彼氏)を支配下に置いておきたい

 

のどれかだと思うのですが(笑)

 

私は学生が事前に恋人と一緒に授業を受けたいと言いに来た場合は基本的に一緒に授業を受けることを許可しています。ただ、授業中にいちゃいちゃしないことを絶対条件としてですが(笑)

 

私が許可する理由は2つあります。

 

まず1つは恋人と一緒だと勉強を頑張ってくれるからです。それは参観日のときと同じ感じでです。恋人の前で良い姿を見せたいのは人間の常ですので、とても張り切って勉強してくれます。

 

もう1つは学生の恋人と日中友好を深められるチャンスだと思うからです。恋人が日本語学科以外の学生でしたら、日常生活で日本人と会う機会なんてめったにないと思いますので、これを機に「出身はどこ」とか「専門は何」とか「二人はどこで出会ったの」とか「相手のどこが好きなの」など徹底的に質問攻めして、交流を深めるべきだと思います(笑)

 

そのときに、学生に通訳をさせれば、恋人に日本語ができるところを見せ付けられますので、まさしく一石二鳥です。私はかつてこういう交流を通じて、学生の彼氏と親しくなったこともありました。この交流が日本や日本人のイメージを180度変えられるチャンスにもなったりします。ただ、日本語学科の学生の彼氏、彼女は親日的な場合が多いですので、自分が無礼な質問をしすぎると、逆に日本や日本人のイメージを180度悪く変えてしまう場合も無きにしも非ずですので、注意が必要ですが(笑)

 

これ以外にも、他の学科の学生と交流できるチャンスがあります。自分の授業が終わると、次の時間に授業がある学生たちがすぐ教室に入ってくるのですが、そのときに、学生たちは黒板に日本語が書いてあるのを見て、特に、日本に興味がある学生たちが話掛けてくることがありますので、そこで交流が生まれることもあります。

 

日本人は欧米系の先生とは違い、見た目だけでは日本人だとわかりませんので、最初は学生たちは中国人の先生が日本語を教えていると思うのですが、しかしながら、私の中国語を聞いた瞬間、すぐ日本人だとバレてしまい、学生たちから質問攻めされることがあります(笑)

 

しかし、この質問攻めがもとで、wechatを交換し、友達になった学生もいます。中国の大学もその時間の授業は毎回その教室で行われますので、そのおかげで、毎回その学生たちに会うことができます。

 

ですから、毎回、授業が終わった後、次の時間の先生が来るまで、その教室で学生たちとおしゃべりタイムをすることができます。おしゃべりタイムをすることによって、日中友好も深められますし、中国語の練習にもなりますので、まさしく一石二鳥です。私は授業よりも授業後のこの交流を楽しんでいます(笑)

 

また、学生だけではなく、次の時間の先生とも交流を深めることもできます。私は知らず知らずのうちに、次の時間の中国人の先生と挨拶を交わす仲になったこともあります。これが原因で、その先生は私と会うたびにお辞儀をしながら、日本語で「こんにちは」と言うようになってしまったのですが(笑)

 

また、授業後だけではなく、授業前も学生と交流することもできます。中国の大学の場合は前の時間の授業がないとき、空き教室で自習をする学生が多くいますので、授業時間よりも早く教室に着くと、その学生たちと交流することができます。空き教室ではいろいろな学科の学生が自習をしていますので、いろいろな学科の学生と交流することができます。

 

他の学科の学生と知り合うと、いろいろなことを知ることができますので、恥ずかしがらずに積極的に自分から話し掛けることをお勧めしたいと思います。

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