中国の不動産バブル
中国の不動産大手の恒大が経営危機に陥っています。

恒大は中国のあちこちでマンションを建設し、急成長してきた会社です。
近年、中国では富裕層による不動産投資によって、不動産バブルが起きました。恒大は不動産バブルとともに急成長してきた会社であると言っても過言ではないかもしれません。
しかしながら、最近、中国では不動産バブルによって、不動産価格が高騰し、庶民が不動産を買えなくなり、不満が高まり始めてきました。そのため、中国政府は不動産会社が金融機関から借り入れられる金額を規制するとともに、マンション購入にも制限を設け始めました。
その結果、不動産がぜんぜん売れなくなりました。その影響を真っ先に受けたのが中国の大手不動産である恒大です。恒大は現在資金繰りができない状態に陥っているため、中国全土で恒大のマンション建設がストップしています。
このままでは恒大が倒産するのも時間の問題です。恒大が倒産することになれば、恒大と取引している金融機関が多額の不良債権を抱え込むことになってしまうため、中国経済にも大きな影響が出始めます。
もしそうなれば、中国政府は中国経済を立て直すために、入国規制を解かざるを得なくなるのではないかと思います。
中国は世界遺産の数がイタリアと並んで世界一です。55の世界遺産があります。このように中国は観光大国でもありますので、中国経済が悪くなると、やはり海外からのインバウンド消費に頼らざるを得なくなるのではないかと思います。ですから、私は恒大の今後の動向にも目が離せません。
私が中国に住んでいて思ったことは不動産価格が異常に高いことです。

こちらは中国の地方都市の中古マンションの価格だと思うのですが、中古マンションでもだいたい100万元(約1700万)から300万元(約5100万円)ぐらいします。これが大都市だったり、新築のマンションだったりした場合は更に価格が跳ね上がります。
中国の不動産価格がこのように高いのは富裕層が不動産投資として不動産を買い漁っているためです。
中国人の平均年収は7万元(約120万円)ぐらいですので、中国では不動産価格が異常に高いことがよくわかります。私の年収もだいたい同じぐらいですので、100万元(約1700万円)のマンションを買うためには毎年3万元(約51万円)を貯金したとしても、30年以上もかかってしまいます。
夜に高層マンション街を歩くと一際目に付くのは明かりがほとんど付いていない高層マンション群です。

なぜ明かりがほとんど付いていないかと言いますと、富裕層が不動産投資として、マンションを購入しているためです。庶民には高嶺の花ですので、このようにほとんど人が住んでいません。ですから、夜になると高層マンション群はこのように真っ暗になります。中国ではこのようなマンションを「鬼城」と呼んでいます。
中国ではこのような鬼城があちこちにあります。私の大学の周りも鬼城だらけです。もし鬼城のマンションを買ってしまうと、そのフロアには自分だけしか住んでいないというようなこともあります。ですから、マンションなのに無気味な静けさの中で生活しなければなりません。
話は変わりますが、中国の場合、必ずクラスに1人はお金持ちの学生がいます。特に私立大学の場合はお金持ちのボンボンやお嬢様たちが集まってきますので、お金持ち率が非常に高いです。クラス全員がお金持ちということもあります。やはり国立大学の学生たちと比べると、私立大学の学生たちは衣食住の次元が全然違います。着るものも良いですし、食べるものも良いですし、住むところも良いです。
私は私立大学で何人ものお金持ちの学生を見てきたのですが、中には親が大学近くにマンションを買ってくれたので、そこから大学に通っている学生もいました。中国のお金持ちはやはり日本とは次元が全然違います。
また、中国では一般的な家庭の男子学生たちの中にももうすでにマンションを所有している学生もいます。なぜなら、中国では住宅があることが男性が結婚するための絶対条件になっているため、親が子供のために、貯金して、マンションを買ってあげなければならないからです。こう考えてみると、中国の親の大変さも日本とは全然次元が違うことがわかります。
実は私も中国でマンションを買いたいという夢を持っているのですが、しかしながら、私のような安月給ではたとえ中古マンションであっても高嶺の花です。
ただ、恒大が倒産すると、中国の不動産バブルが弾けてくれるかもしれませんので、そうなれば、マンションの価格が下がって、安月給の私でも手が出せるようになるかもしれません。そうなれば、私のチャイナドリームが近いうちに実現するかもしれません。
その前に招聘状を手に入れることが大前提なのですが、現在招聘状を手に入れるのは私がマンションを買う以上に難しいのですが。
