中国の大学生の洗濯事情
中国の大学の学生寮の部屋には一般的に洗濯機は備え付けられていません。
大学の寮によっては各フロアに共有の洗濯機がある寮もあります。各フロアに共有の洗濯機がある場合はそこで洗濯することができますが、共有の洗濯機がない場合は学生たちは手洗いをしなければなりません。
ただ、共有の洗濯機がある場合でも洗濯機を利用するにはお金がかかりますので、やはり手洗いをする学生が多いです。
中国の大学生は小さい時から手洗いに慣れているためでしょうか、手洗いがとても上手です。授業中に文を作らせるときも、学生はよく『私は服を洗うのが上手です』と答えます。
私も洗濯機が壊れてしまったとき、手洗いをしたことがありますが、やはり手洗いはとても大変でした。ですから、それを毎回している学生にはとても頭が下がります。
大学によっては洗濯大会がある大学もあります。誰が一番早く綺麗に洗うことができるかを競います。
大学内にはクリーニング屋さんもあります。クリーニング屋さんでは大事な服のクリーニングだけではなく、洗濯もしてもらうことができます。ただ、1回約10元(約150円)ぐらいかかります。
しかし、クリーニング屋さんの洗濯は洗濯から乾燥まですべてやってくれますので、忙しくて、時間がない学生にとってはとても便利です。
寮のベランダは洗濯物でいっぱい
中国の大学は全寮制であるため、ベランダが洗濯物でいっぱいになります。
また、天気が良い日は学生たちみんなが布団を干しますので、キャンパス中が布団でいっぱいになります。
テニス場や運動場も布団干しの場所になります。これは中国の大学ならではの光景です。
冬の時期は大学内では布団にくるまったこのような謎の物体がよく歩いています(笑)
中国の学生寮は1部屋の人数が多いですので、ベランダに干せる服の量も限られているため、部屋の中にもよく洗濯物が干されています。こちらはハンガーを連ねて、物干し台を作り、洗濯物を干しています。すごい発想です(笑)
部屋の中も洗濯物でいっぱいになったときは部屋の外の廊下のドアにも干したりします。
授業中、雨が降って来ても心配しなくてもいいように傘で洗濯物をガードしている学生もいます。どこまで濡れるのを防げるのかは定かではありませんが(笑)
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