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「へ」(生活面)中国生活

中国の飲酒運転の罰則

「へ」(生活面)
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今日から2月になりました。今月こそは中国へ向けての渡航手続きが進展すれば良いのですが。

 

また、緊急事態宣言の延長に合わせて、全国民一律10万円の再給付が実現されれば良いのですが。

 

私は中国元で給料をもらっている身なので、正直日本の物価が高すぎて、中国にいるときとは違って、気軽に物が買えません。日本ではちょっと物を買っただけで軽く100元は超えてしまいます。特に、日本に戻ってきてからは果物が高すぎるので、私はスーパーのお勤め品の腐りかけている果物しか口にできません。

 

ですから、10万円が再び給付されれば、腐りかけていない新鮮な果物をたくさん買って、栄養をつけたいと思っています。やはり体が資本ですから。

 

どちらも望みは薄いかもしれませんが、望みを空より高く持って、生きていこうと思います。

 

飲酒運転の罰則は甘い

 

中国はご存じの通り、麻薬にはとても厳しいのですが、飲酒運転にはとても甘いです。そのため、中国では未だに飲酒運転が後を絶たず、それによる交通事故が多いのが現状です。

 

こちらの映像はスタントではありません!正真正銘の飲酒運転による事故です。ほんと他の車や歩行者が巻き込まれなくて良かったです。

 

なぜ中国ではこのように飲酒運転が後を絶たないかと言いますと、飲酒運転に対する罰則がとても甘いからです。中国の場合は飲酒運転で警察に捕まっても、1500元(約2万5000円)の罰金と6か月の免許停止だけで済んでしまうようです。

 

先ほどの映像のコメント欄には「これで免許取消にならんのか!? 罰金も安い、日本とは真逆。」「死刑かと思いきや、免停・・・。なんか意外・・・」とあり、日本人も中国の飲酒運転の罰則の甘さに驚きを隠せない様子でした。

 

日本の場合ですと、3年以下の懲役または50万円以下の罰金で、もし呼気1ℓ中のアルコール濃度が0.25mg以上あれば、即免許取り消しです。

 

それだけではなく、日本の場合は酒気帯び運転しただけでも、全国ニュースになり、社会的制裁をも受けますが、中国では酒気帯び運転ぐらいではニュースにすらなりません。その理由はおそらく中国は飲酒運転が日常茶飯事で、人口も14億人いますので、それをいちいちニュースしていたら、切りがないためでしょう。

 

日本で飲酒運転が少ない理由

 

中国のあるメディアがこんな記事を掲載していました。

 

日本では飲酒運転をする人が少ないのは、厳しい罰則が人々を恐れ上がらせているからだ。日本では飲酒運転に対して厳しい罰則があり、責任を問われる範囲も広い。重い罰則と罰金が課されること、また、飲酒運転をした当事者以外に同乗者、車の所有者、酒の販売店や酒を提供した飲食店までが責任を問われるなどの罰則があるゆえに、社会全体の意識が高まり、さらに周囲からの抑制力も働く結果として、日本では飲酒運転が少ないのである。

 

きっと中国人の方が日本では飲酒運転をした当事者以外に同乗者、車の所有者、酒の販売店や酒を提供した飲食店までが責任を問われるのを知ったら、びっくりしてしまうことでしょう。

 

実際日本もかつては中国と同じで飲酒運転にはとても甘かったのですが。しかし、飲酒運転に巻き込まれて亡くなられてしまった方々のご遺族の怒りが世論を動かし、それが法改正につながり、現在の厳罰化に至っています。

 

ですから、中国も飲酒運転が後を絶たない現状を変えるためにも、飲酒運転に対する罰則を麻薬並みに厳しくするべきだと思います。それが絶対に抑止力につながると思いますので。本来であれば、「飲んだら乗るな!」なのですが、飲んだら脳が麻痺してしまうために、やはり乗ってしまうのでしょうか。

 

私も中国人の方々がレストランやバーなどでお酒を飲んだ後、車を運転して帰る姿を何度も目の当たりにしたことがあります。しかも、度数がとても強い白酒を飲んだ後にも車を運転して帰ります。中国人はよく白酒を飲みますので、お酒に強いため、酔わないので、平気で運転して帰れるのでしょうか。

 

日本でこんなことをしたら、お店やお客さんが警察に通報するレベルですが、中国では不思議なことに誰も通報しないようです。

 

「郷に入れば郷に従え」なので、私も警察に通報したことがありませんが、それに対してものすごく罪悪感を感じてしまいます。もしその車に誰かが轢かれてしまったら、警察に通報しなかった私のせいなのではないかと思ってしまいまして。

 

一度飲酒運転について、学生と話し合うのも良いと思います。大学生ですから、たまにはこういう社会的な問題について、真剣に考えさせる必要があると思いますので。それに加えて、「飲酒運転を撲滅するためのアイディア」を出してもらうのも良いと思います。

 

私のアイディアはお酒の販売を禁止することです(笑)。やはりこれが飲酒運転を撲滅するためには一番だと思います。あるいは、酔いを一発で覚ます薬を開発することです(笑)。これを開発したら、ノーベル賞ものでしょうが。

 

私は中国では飲酒運転の罰則が甘いことにも驚いたのですが、中国のアルコール検知機の謙虚さにも驚いてしまいました。先ほどの映像では「对不起,您喝酒了(すみません。あなた様はお酒を飲みました)」と言っていました。中国のアルコール検知機はどんだけ腰が低いのかと思いました。もしかすると、このせいで、飲酒運転が後を絶たないのかもしれません。

 

本来であれば、「对不起,您喝酒了(すみません。あなた様はお酒を飲みました)」ではなく、「王八蛋,你是死刑(馬鹿野郎、お前は死刑だ)」ぐらいかましてほしいものです。

 

車でこれだけ罰則が甘いのですから、自転車や電動バイクの場合は罰則がないことは言うまでもありません。

 

ですから、実際、学生たちもお酒を飲んだ後、電動バイクを運転して寮に帰る学生も多いです。そのため、たまにキャンパス内で事故を起こしている光景を見かけます。

 

このように中国では飲酒運転がまだまだ多いのが実情ですので、みなさんも外出するときはくれぐれも車と電動バイクにはお気をつけください。

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