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「へ」(生活面)

中国在住日本語教師への2つのお願い

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今日は中国在住日本語教師への2つのお願いを上から目線で書かせていただきたいと思います。炎上覚悟の上で(笑)。ただ、このホームページはPVが少ないですので、炎上どころか、煙も立たないと思いますが(涙)

 

成績付けは厳格に

 

日本語教師の中には学生たちのご機嫌取りのためか、成績を甘く付けたり、不合格を出さない教師がいます。それはそれで結構なことだと思うのですが、ただ、そうされてしまうと、次に赴任する先生が成績付けに厳しいと、その先生が辛い立場に追い込まれてしまいます。

 

なぜなら、学生は必然的に前の先生と比べてしまうからです。「前の先生のほうがやっぱり良かったな」と。やはり学生にとっては、成績を甘く付けてくれる先生の方が歓迎されます。ただ、この歓迎は授業力で取り戻すことはできますが。

 

私も成績付けは厳しいほうですので、学生からは歓迎されていません(涙)。慎重公正に成績付けを行っているのにもかかわらず、鬼扱いされています(涙)

 

筆記テストの場合はテストを提出しなければならないですので、そうでもないのですが、会話のテストの場合は主観的に採点することもできてしまいますので、教師の裁量で点数を自由に付けることができます。

 

ですから、実際、全然会話ができないのに、合格させることも可能なのです。しかしながら、それは果たして本人のためになるのでしょうか。

 

ここはやはり本人に新たな勉強の気持ちをもってもらうためにも、教師は心を鬼にして、不合格にするべきだと思うのですが。

 

ただ、成績が低いのは学生ばかりのせいではなく、教師のせいでもあります。成績が低いのは教え方が悪いと言う証明でもあります。ですから、日々、授業力を磨いていく必要があります。

 

実はかくいう私も、テストの点数を甘く付けることもあります(笑)。期末テストの問題が難し過ぎて、平均点が低いと思ったときはテストの採点を甘納豆のように甘めに付けています(笑)。ただ、その他の場合は甘さ控えめチョコのように甘さを控えて、あるいは、ビターチョコのように苦めで付けています(笑)

 

また、平常点を操作することもあります。平常点は一般的に、出席、宿題、小テスト、授業態度などで付けます。ですから、どうしても前に座っている学生たちは印象点で高めに付けてしまいます。

 

なぜなら、前に座っている学生たちはとてもまじめで、積極的ですので、後ろに座っている学生たちよりも一生懸命勉強したいという思いが伝わってくるからです。ですから、前に座っている学生の期末テストの点数が低かった時にはその普段の頑張りを評価して、平常点を操作してあげることがあります。いわゆる今日本の工業界で問題になっている、データ偽装というやつを行います(笑)

 

また、平常点と期末テストを合わせて、成績が59点前後の学生に対しても、お情けで平常点を操作してあげることがあります。例えば、宿題の点数を上げてあげたり、授業態度の点数を上げてあげたりして、60点にし合格させています。

 

今ふと気づいたのですが、私は成績付けは厳格にとお願いしたかったのですが、私こそ厳格ではないことに気づきました(笑)

 

毎回ご馳走しないで

 

年配の日本語教師、特に定年退職をされて、中国に来られた年配の日本語教師に多いのですが、学生と食事をしたときに食事代を毎回ご馳走される先生がいらっしゃいます。

 

学生と積極的に交流するのは素晴らしいことですので、私も見習わなければと思いますが、ただ前任の先生がそのような先生で、後任に私のようなケチ先生が来ると、どうしても比べられてしまって、「前の先生は毎回ご馳走してくれたのに、この先生は全然ご馳走してくれない。いつも割り勘ばかりで、とてもケチだ」というレッテルを貼られてしまう危険性があります(涙)

 

おそらく定年退職されて、中国へいらっしゃった先生はがっぽり退職金ももらっていると思いますし、手厚い年金ももらっていると思いますので、お金に困っていないため、大学の給料をすべて学生に注ぎこむことができるのだと思います。

 

余ったお金を中国経済のために使われるのはとても良いことだと思うのですが、一方、私のような日本語教師は現地の給料だけで今後も生活をしていかなければなりませんので、そのように毎回ご馳走する余裕もありませんし、ましてやそんなことすら考えたことがありません。

 

今ふと気付いたのですが、こちらもお願いというよりも私の僻みや妬みになってしまっています(笑)。実は心の中では私も、そういう同僚の先生と巡り会って、いつも奢ってもらいたいというのを夢見ているのですが(笑)

 

日本の社会では年上の人が奢るのが慣習になっていますので、私もそれに便乗したいと言いますか(笑)。もちろん出世した暁には出世払いしますが。ただ、今の私の現状では出世など夢のまた夢なのですが(涙)

 

また、中国の学生は一般的に先生にお金を払わせようとしません。ですから、逆に、日本語教師の中にはいつも学生に奢ってもらう先生がいます。それは毎回奢る先生よりも、もっとタチが悪いような気がします。

 

そういう先生は学生たちにあの先生はとてもケチだとレッテルを貼られることが多いですので、気を付けたほうが良いです。過去の私がまさしくそうでしたので(笑)。あの当時は何にも貯金せず、一文無しで中国に来ましたし、当時の月給は低かったので、それはそれで致し方なかったと思うのですが。今も状況はたいして変わっていないのですが。

 

両者のような両極端の先生にならないために、一番良いのは学生に奢ってもらったら、今度は自分が奢ること、自分が奢ったら、今度は学生に奢ってもらうことです。そういうメリハリを付けたら良いと思います。

 

あるいは、いつも割り勘にすることです。中国人はお勘定を争う文化のため、割り勘はあまり好きではありませんが、学生たちに日本の文化習慣を叩きこむためにも割り勘を強制にするのがお勧めです(笑)

 

割り勘は勘定を割ると書くことからも分かるように、相手に負担を掛けない公平な支払い方法です。また、みんなで割るので、勘定を心配する必要もなく、気軽に飲み食いができます。ただ、割り勘と言えども自分が酒豪で、ビールを多く飲んだりしたら、自分が少し多く払うのもマナーだと思いますが。

 

私の場合は、例えば、学生が食堂で料理をご馳走してくれたら、私は飲み物をご馳走する、学生が私の寮に料理を作りに来る場合、学生たちが材料は私たちが準備しますと言ったら、私は飲み物や果物などを準備するなどのような役割分担をしております。

 

そうすれば、お互いの出費の負担を減らすことができます。ただ、自分から寮に誘った場合は全部自分で準備するのが流儀かもしれませんが。

 

以上の2点が私が中国在住日本語教師にお願いしたい2つのことでした。反論、厳しいご意見をお待ちしております(笑)

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