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日本と中国の時差

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日本と中国の時差

 

日本と中国の時差はご存じの通りわずか1時間です。日本のほうが東にありますので、日本のほうが1時間進んでいるため、まさしく日本と中国の関係は「日出ずる処の天子が、書を日没する処の天子に致す」なのです(笑)

 

そのため、新年を迎えるのも日本のほうが1時間早いです。このことを知っている学生の中には今年の新年のお祝いメッセージを中国時間の午後11時ちょうどに送ってくれた学生もいました。

 

私は1年生に時間を教えるときに、よく「日本は今何時ですか」という質問もしています。大部分の学生は日本と中国の時差は1時間だと知っているのですが、中には日本が1時間進んでいるのか、1時間遅れているのかうる覚えで、間違った時刻を言ってしまう学生もいます。そんなとき、すかさず「日出処天子,致書日没処天子」と板書して、ヒントを出しています(笑)

 

それから、時間を教えるときに、ついでに「日本に行くとき、飛行機の中で、必ずしておいたほうが良いことは何ですか」というクイズを出しています。

 

正解は時計の針を1時間進めることです。かくいう私は結構これを忘れてしまうため、日本に着いた時に時間が遅れていることに気づき、慌ててしまうことが多々あります。

 

中国の標準時は1つ

 

中国の面積は約960万㎢で、世界第3位です。中国はこのようにとても広大な面積を持つ国なのですが、標準時が1つ(北京標準時)しかありません。

 

 

 

中国の一番東は東経約135度、一番西は東経約75度ですので、その経度差は60度もあります。本来であれば、一番東と一番西では4時間の時刻の差があるのですが、標準時が1つしかないため、中国の一番東でも西でも同じ時刻になります。ですから、中国の西の地域ではプチ極夜、プチ白夜なる現象が生じます。

 

私は以前中国の西のほうにある大学で働いていたことがあるのですが、冬は午前8時頃でもまだ薄暗く、逆に夏は午後8時ごろでもまだ薄明るいことがありました。ですから、教室の窓から見る外の景色にとても違和感を覚えてしまいました。

 

こういうプチ極夜、プチ白夜を体験できるのも中国ならではの醍醐味だと思います。

 

話は変わってしまいますが、1年は365日ありますが、私たちが生活する上において1年365日は刚刚好(ちょうど良い)と思います。

 

もし地球の公転周期が365日ではなく、1000日なら、現在の暦はどうなっていたのでしょうか。もし1年が1000日なら、1年のサイクルがものすごく長く感じてしまいますし、年の取り方もものすごく遅くなってしまいます。

 

逆に地球の公転周期が365日ではなく、100日なら、1年のサイクルがとても短く感じてしまいますし、年もあっという間に取ってしまいます。

 

また、1日は24時間ですが、私たちが生活する上において1日24時間も刚刚好(ちょうど良い)と思います。

 

もし地球の自転周期が24時間ではなく、100時間なら、現在の生活はどうなっていたのでしょうか。1日8時間労働ではなく、1日50時間労働とかになっていたのでしょうか。想像するだけでも怖いです(笑)

 

ですから、私たちは1年が365日であること、そして1日が24時間であるという地球の奇跡に感謝すべきだと思います。この点から考えてみても、地球は奇跡の星であることがよくわかります(笑)

 

ただ、この先何億年も経つと、地球の公転周期や自転周期も遅くなっていくと思いますので、いつしか1年が1000日、1日が100時間の日が本当にやってくるかもしれません。

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