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中国の学生は日本の漢字で苦労する

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漢字大国中国ですから、中国の学生は漢字に強いと思うかもしれませんが、実際のところはそうでもありません。逆に、日本語の勉強を開始すると、漢字嫌いが続出します(笑)。今日はその原因を紹介したいと思います。

音読みと訓読み

日本の漢字には音読みと訓読みがあるため、1つの漢字にたくさんの読み方があります。一方、中国の漢字の場合は1つの漢字に1つの読み方しかないのがほとんどです。ですから、中国の学生はたくさんの日本語の漢字の読み方を覚えなければなりませんので、漢字嫌いになります(笑)

日本の漢字は読み方が何通りもあるため、覚えるのが大変ですので、学生はよく混乱して、漢字の読み方を間違えてしまいます。例えば、豚骨を「ぶたほね」と読んだり、秋分を「あきぶん」と読んだりします。

特に「生」の漢字の読み方は100通り以上(生(い)きる、生(う)む、生(は)える、生(せい)物、生(なま)もの、生(き)糸、生(お)い立ち、芝生(ふ)、生(きっ)粋などなど)ありますので、この漢字の読み方を覚えるのにとても苦労します。ですから、間違いなく中国の学生の一番嫌いな漢字は「生」になります(笑)

逆に、中国語を勉強している日本人の場合は漢字の読み方を何通りも覚える必要がありませんので、とても楽です。ただ、日本人にとって、中国語の発音はとても難しいですが。

繁体字と簡体字

日本では繁体字が使われていますが、中国では簡体字が使われています。簡体字は文字通り、複雑な漢字を簡単にしたものです。

そのため、中国の学生は日本語の繁体字の漢字が苦手です。特に、「慶」とか「飛」などの画数の多い漢字は書けません。なんとか見ながら書けたとしても、書き順がぐちゃぐちゃです。ですから、中国の学生と言えども、漢字が嫌いになってしまいます(笑)

ただ、繁体字は書けなくても、漢字の意味はわかるようです。日本人の場合は簡体字を見ても、漢字の意味が分からないと思うのですが。例えば、簡体字を知らない人は「乐」や「药」 を見ただけでは、きっと漢字の意味が分からないと思います。

なぜ繁体字でも漢字の意味が分かるのかと言いますと、繁体字に触れる機会も多いからだと思います。例えば、カラオケに行くと、カラオケの字幕が繁体字だったりすることが多いです。なぜなら、中国でも台湾や香港の歌手がとても人気があるからです。

また、台湾や香港の映画も人気があり、映画の中でも繁体字を目にする機会も多いからだと思います。

中国の学生は簡体字に慣れていますので、日本語の繁体字の漢字を書くときも、うっかり簡体字で書いたりもします。例えば、「関係」を「关係」と書いたり、「図書館」を「図书館」と書いたりします。これはちょっと大げさな例でしたが、よくあるのは「視」を「视」と書いたり、「語」を「语」と書いたりします。

これは日本人留学生の場合も然りなんですが。やはり、日本人留学生の場合も簡体字の漢字を繁体字で書いたりしてしまいます。例えば、「公园」を「公園」と書いたり、「汉语」を「漢语」と書いたりします。

私は中国で生活していますので、今では繁体字のほうが読みずらくなってしまっています。ですから、台湾や香港の新聞などを読むと、もう頭が痛くなってしまいます。

台湾や香港の繁体字は日本の繁体字よりも更に難しく、画数も多いですから。

実は私は繁体字よりも簡体字のほうがカッコ良く見えてきました。例えば、「电」「业」 「动」などはとてもカッコ良いと思います。ですから、日本でアンケートなどを書くときは、わざと簡体字で書いたりしています(笑)

なぜ簡体字が生まれたのかと言いますと、繁体字ですと、画数が多いですので、電話のメモを取るのが大変だからです(笑)

中国は広大な国土に14億人の人口を抱えていますので、教育もまだまだ行き届いていません。そのため、識字率もまだまだ低いです。ですから、教育を受けられない人たちでも、漢字を覚えやすくするために、簡体字が生まれたのではないのかと思います。

実際のところは台湾との対抗意識から、中国共産とが簡体字を作り出したのではないのかと思うのですが(笑)

また、日本の漢字と中国の漢字で、微妙な違いがある漢字も多いですので、中国の学生はそれもよく間違えてしまいます。例えば、日本語では「愛」と書きますが、中国語では「爱」と書きます。また、 日本語では「強」と書きますが、中国語では「强」と書きます。

ということで、結論を申し上げますと、これらの間違いを私に毎回毎回くどく注意されますので、中国の学生たちは漢字嫌いになってしまうのです(笑)

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