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「へ」(生活面)

中国人は時間にルーズ

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中国人は時間にルーズ

 

中国人は時間にルーズです。

 

 

例えば、学生とどこかに出掛ける時、学生は集合時間通りには来ません。日本人の場合でしたら、遅くとも集合時間の5分前には着くように心掛けると思いますが、中国人の場合はそういう時間概念はありません。ちなみに、中国語では「時間にルーズ」は「没有时间概念」(時間概念がない)と言います。

 

先日、学生たちと待ち合わせしたとき、一番先に待ち合わせ場所に着いたのは私でした。私が着いたのは集合時間の5分ぐらい前だったのですが、学生たちが来たのは集合時間の5~10分ぐらい後でした。そのときは、結局15分ぐらい遅れて、出発しました。

 

先生との待ち合わせの場合ですら、こうですから、友達同士の待ち合わせであれば、15分~30分ぐらい遅れて来ることもあります。

 

中国はこういう時間概念ですから、遅れて来ても、イライラしてはいけません。中国人は遅れるのが当たり前みたいな習慣がもう染みついてしまっていますので、イライラして待つのではなく、来るまで気長に待ったほうが心にも体にも良いです(笑)

 

私も「郷に入れば郷に従え」ということで、集合時間に遅れて行くべきなのですが、しかしながら、私も日本人の時間を守る習慣がもう染みついてしまっていますので、気付けば、時間通りに行ってしまっている自分がいます。

 

日本人は世界で一番時間に厳格な民族と言われています。それは日本の電車のダイヤを見れば一目瞭然でわかります。分刻みで、時間通りに運行されています。

 

また、それは日本の航空会社の遅延率の状況を見てもわかります。遅延率はとても低く、ほぼ時間通りに運航されています。

 

また、それはバスにも時刻表があることからもわかります。中国のバスは時刻表など存在せず、時の流れに身を任せてやって来ます(笑)

 

私は日本人の時間概念を学生に見せつけるために、いつも5分前行動を心掛けるようにしています。ただ、5分前に行ったとしても、誰も着いていないので、それは見せ付けられないのですが(笑)

 

家に招待された時は

 

日本では家に招待された時も、約束の時間までに家に着くようにしますが、中国の場合は逆に、約束の時間通りに家に着かないようにします。

 

 

なぜなら、早く家に着きすぎると、招いてくれた相手に迷惑を掛けてしまうと考えるためです。例えば、相手は家の掃除をしているかもしれないですし、料理を作っているかもしれないからです。ですから、中国では家に招かれたら、5~10分ぐらい遅れて行くのがマナーになっているようです。

 

 

また、食事会などのときには、お偉いさんは必ず遅れてやって来ます。なぜなら、中国では遅れてやって来ることが、地位の高さを示すステータスになるからだそうです。私が思うにおそらく、忙しい中やって来たことをアピールするために、わざと遅れてやって来るのではないのかと思います(笑)

 

また、帰る時も、お偉いさんは一足先に帰るのが地位の高さを示すステータスにもなっています。これも私が思うにおそらく、忙しいことをアピールをするために、わざと早く帰るのではないのかと思います(笑)

 

やはり中国の社会では面子がとても重要ですので、自分の面子を保つために、このようにしなければならないのではないのかと思います。私はほんと下っ端で良かったです。何も考えなく良いですから(笑)

 

学生には日本の時間概念についても、授業などで教えておいたほうが良いと思います。特に、日本では遅れたら、人に迷惑を掛けるので、必ず時間は厳守しなければならないことや、遅れたことによって、人間関係まで壊れてしまう場合もあることなどを話してあげたら、きっと今の学生の時間概念を変えることができると思います(笑)

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