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昔話の読解教材④ 『狼少年』

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『狼少年』の本文と単語・文法

山の羊飼いの少年が息を切らし、村の中に駆け込んで来ました。「助けてくれ、狼だ!山の牧場に狼が出たぞ!」「何?狼だって?」驚いた村の男たちは、狼を退治しようと、鉄砲を持って、山の牧場に出掛けましたが、狼はどこにも見当たりませんでした。「おかしいな、狼は逃げてしまったのかな。」村の男たちは、首を傾げながら、帰って行きました。

羊飼いの少年は、岩の陰に隠れて、それを見て、「ひひひ、面白い、面白い。狼なんていないのに、馬鹿なおじさんたちだ。明日も遊んでみよう。」と言いました。次の日、羊飼いの少年は、昨日と同じように、息を切らして、「助けてくれ、狼だ!山の牧場に狼が出たぞ!」「え?また狼だって?」村の男たちは、狼を退治しようと、昨日と同じように、鉄砲を持って、牧場へ行きました。しかし、いくら探しても、狼はいないし、羊が殺された様子さえありませんでした。「何だ、狼なんかどこにもいないじゃないか。」羊飼いの少年は、岩の陰から、昨日と同じように、「ああ、面白い。なんて間抜けなおじさんたちなんだ。」と言いました。

その次の日です。少年が羊の番をしていると、本当に狼がやって来ました。狼は、牧場の柵を越え、羊たちに襲い掛かって来ました。「た、た、助けてくれ、狼だ!山の牧場に狼が出たぞ!」「何を言っているんだ。もう騙されないぞ。お前は、嘘吐きだからな。」「違うんです。本当なんです。本当に狼が出たんです。」少年がいくら訴えても、村の男たちは信じようとしません。結局、牧場の羊は、全部狼に食べられてしまいました。

単語

羊飼い 息を切らす 駆け込む 狼 牧場 退治する 鉄砲 見当たらない 首を傾げる 岩 陰 隠れる 間抜け 番をする 柵 襲い掛かる 騙す 嘘吐き 

文法

のに 動詞(て形)+ても 名詞+さえありません
 

『狼少年』の内容確認の質問

①山の羊飼いの少年は、どうして息を切らし、村の中に駆け込んで来ましたか。
②羊と言えば、何ですか。
③驚いた村の男たちはどうしましたか。
④どうして狼はどこにも見当たりませんでしたか。
⑤村の男たちは狼が見当たらないのは、どうしてだと思いましたか。
⑥山の羊飼いの少年は、村の男たちを見て、どうして笑いましたか。
⑦次の日も山の羊飼いは嘘を吐きましたが、村の男たちはそれを信じましたか。どうして信じたと思いますか。
⑧その次の日も山の羊飼いは、嘘を吐きましたか。
⑨村の男たちは、羊飼いの「助けてくれ」という言葉を聞 いて、どうしましたか。それはどうしてですか。
⑩結局、最後どうなりましたか。
⑪この話は、読者にどんなことを伝えようとしていますか。
嘘を吐く人と嘘を信じる人、どちらが悪いと思いますか。どうしてそう思いますか。
○○さんはどんな嘘を吐いたことがありますか。嘘を吐いた結果どうなりましたか。

私は文法を教えるときは、よくコーラスをしながら、教えています。

『のに』

先生:朝ごはんを食べたのに?
学生:もうお腹が空きました。
先生:朝ごはんを食べたのに、もうお腹が空きました。
学生全員:朝ごはんを食べたのに、もうお腹が空きました。
先生:じゃ、どうしたらいいですか?
学生:先生に何かもらったらいいです。

先生:彼はカッコいいのに?
学生:彼女がいません。
先生:彼はカッコいいのに、彼女がいません。
学生全員:彼はカッコいいのに、彼女がいません。

先生:じゃ、どうしたらいいですか。
学生:先生が彼女を紹介してあげたらいいです。

先生:彼女のことが好きなのに?
学生:告白できません。
先生:彼女のことが好きなのに、告白できません。
学生全員:彼女のことが好きなのに、告白できません。

先生:じゃ、どうしたらいいですか。
学生:そんな弱虫なら、彼女のことを諦めたらいいです。

 

中国の大学は、1クラスの人数が多いため、全員に文を作らせることはできませんので、コーラスがとても重要になってきます。なぜなら、コーラスをすれば、学生全員が日本語を発話する機会が作れますし、また、声を出すことによって、文型が頭に入りやすくなるからです。

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