中国の大学の日本語教師の給料は日本の給料と比べれば、とても安いですが、しかしながら、その他の待遇がとても良いです。
住居費
大学が大学内、あるいは、大学の近くにある住居を無料で提供してくれます。大学によって、住居の広さは違いますが、2LDKの住居が一般的です。中には、ホテルタイプの住居がある大学もあります。
住居内の内装は簡単な作りですが、一般的にテレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、ミネラルウォーターサーバーなどの家電をはじめ、ベット、箪笥、机、椅子などの家具、布団、調理道具、食器などがすべて揃っています。
大学によってはパソコンやプリンターも完備されている大学もあります。
また、学外で住むことを認めている大学の場合、1000元~2000元(約1万5000円~3万円)ぐらいの住居費を出してくれる大学もあります。しかし、その場合は光熱費は一般的に自己負担です。
光熱費
電気・ガス・水道などの光熱費も大学が負担してくれます。ただ、電気代に関しては全額負担の大学もあれば、1ヶ月○○○度数まで、あるいは、1ヶ月○○○元まで負担、それを超えた場合は自己負担という大学もあります。
また、水道代とは別に、毎週、ウォーターサーバー用のミネラルウォーターを無料で提供してくれる大学もあります。
電話代・インターネット代
住居内に固定電話がある場合は大学が国内電話代を全額負担、あるいは○○元まで負担してくれます。また、携帯電話代も月〇〇元まで負担してくれる大学もあります。また、インターネット代も一般的に大学が負担してくれます。
航空券代
1年契約の場合は往復航空券代が出ます。一般的に往復○○○○元までという上限がある大学がほとんどです。半年契約の場合は片道航空券代しか出ません。
航空券代は領収書で清算する形がほとんどです。
ただ、大学によっては航空券代を往復○○○○元と決まった額で出す大学もあります。例えば、航空券代往復8000元(約12万円)のような感じです。
その場合は前学期終了時に4000元(約6万円)、後学期終了時に4000元(約6万円)が出ることが多いです。ですから、このような場合は安い航空券を買って、余ったお金は自分のものにするという裏技が使えます(笑)
旅行手当
前学期終了時と後学期終了時に1回ずつ、旅行手当として、1000元(約1万5000円)ぐらい出ます。大学によっては現金支給ではなく、外国人教師みんなで旅行に行く大学もあります。
保険代
大学が中国の医療保険や損害保険などを掛けてくれます。大学によっては自分で保険代を払わなければならない大学もありますが、ただ、そういう大学はごく稀です。
送迎サービス
大学赴任時に空港から大学までの送迎サービスがあります。大学によっては離任時にも大学から空港までの送迎サービスがある大学もあります。
その他
その他の待遇として、毎月食事手当が出たり、留学生部の中国語の授業を無料で聴講できたり、中国の祝日(中秋節や春節など)のときに、食べ物やお祝いの品などがもらえる大学もあります。
また、大学によっては年に2回ぐらい、国際交流合作处が外国人教師のためにパーティを開いて、もてなしてくれたりする大学もあります。
中国の大学の日本語教師の給料はとても安いですが、このように他の待遇がとても良いですので、贅沢な生活をしなければ、貯金をすることもできます。
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