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中国の国慶節

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中国の国慶節

 

10月1日は中国の国慶節です。国慶節は中国の建国記念日です。日本の建国記念日は1日だけの休みですが、中国の国慶節は10月1日を挟んで、1週間ぐらい休みになります。ですから、この大型連休を利用して、学生たちの大部分は帰省します。

 
国慶節が10月1日に設定されたのは1949年10月1日に天安門広場で中華人民共和国の建国式典が行われたことによります。その建国式典でかの有名な毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言しました。今年(2016年)で67回目の国慶節を迎えます。

 

政府機関や軍隊では国慶節を祝う式典が行われます。

 

また、学校などでも国慶節を祝う式典が行われます。

 

国慶節は街中が国旗だらけに

 

国慶節は国の誕生を祝う日ですので、街中が国旗で溢れます。

 

このように日本とはまったく違う光景になります。

 

また、街中だけではなく、列車やバス、タクシー、自家用車、電動バイクなどにも国旗が付けられます。

 

ただ、日本車にはこのようなステッカー「車は日本車だけど、心は中国の心だ」を貼る車もあります。きっと売国奴だとは思われたくないためでしょう。やはり日本車は中国でも根強い人気があります。

 

中国の自動車会社も国慶節に便乗して、このような国旗車を売り出します(笑)

 

また、ケーキ屋さんも国慶節に便乗して、このような国慶節を祝うケーキを売り出します(笑)

  

国慶節は街中が人だらけに

 

国慶節には13億人の民族が大移動しますので、街中が人、人、人、人だらけになります。

 

こちらは国慶節中の南昌駅の待合室の様子です。
  

有名な観光名所などはとても大混雑し、観光名所をゆっくり見られる状況ではなくなります。名所を見るよりもむしろ人を見ているような感じになります。ですから、国慶節は家でゆっくり過ごすのがベストです(笑)

 

国慶節は飛行機やホテルの値段も跳ね上がります。中国の大学の教師は夏休み、冬休みがたっぷりありますので、その時に旅行をするのがベストだと思います。

 

 

中国人は愛国心が強い

 

国慶節は街中や旅行先でも中国の人々は国旗を付けています。

 

国慶節はやはり中国人にとって、国家の建国を祝う大切な日なのです。

 

国慶節の時期になると、幼稚園や小学校では国旗を作ったり、高校や大学では黒板に建国のメッセージを書いたりします。

 

中国の人々はとても愛国心が強いです。その理由はおそらく中国は歴史の中で幾度もなく他国からの侵略を受け、国家がいろいろな危機に瀕し、その過酷な状況の中で誕生した新しい国だからなのでしょう。

 

また、この中国人の強い愛国心は中国共産党の愛国教育も影響しているのではないかと思います。
 
 
自分の国をこんなにも愛せるなんてとても羨ましいことです。日本では国旗を車や部屋に飾ったりしたら、右翼だと思われてしまいますので(笑)

 

そのため、国慶節を迎えるたびに私はかつての戦争のせいで、自分の国に誇りや愛を持てない日本人がとても可哀想だなと思ってしまいます。

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