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「へ」(生活面)

日本に一時帰国して困ること

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日本に一時帰国して困ること

 

 

日本に一時帰国すると、中国と中国語が恋しくなり、中国へ戻ると、日本と日本語が恋しくなります。これは夏が来ると、冬が恋しくなり、冬が来ると、夏が恋しくなる心境と似ているかもしれません。

 

日本に一時帰国すると、困ることが3つあります。

 

 

お金がすぐなくなる

 

 

 

日本と中国とでは物価水準が違いますので、中国の給料で生活すると、すぐにお金がなくなってしまいます。中国のスーパーで買い物するときは、大学からもらっている給料は中国元なのに、なぜか知りませんが、いつも日本円を基準にして買い物をしている自分がいます。おそらく、日本円を基準にして考えると、とても安く感じるので、お金持ち感に浸れるからだと思うのですが(笑)

 

逆に、日本のスーパーで買い物するときは、大学からもらっている給料は中国元なので、中国元を基準にして、買い物をしていますので、とても高く感じてしまいます。

 

ですから、物を買うとき、とても躊躇してしまいます。例えば、日本語の専門書を買うときなんかは中国に比べてかなり高いですから、買おうか買うまいか1時間ぐらい悩んでいる自分がいます。

 

 

話題についていけない

 

 

 

私は中国にいるとき、日本のテレビは全然見ませんので、日本に帰ると、話題についていけないことが多いです。テレビを見ていても、今売れている俳優さんや女優さんの名前がわからなかったり、今日本で流行している歌や物、流行語などもわかりません。

 

ですから、久しぶりに日本へ帰ってきたときは、もう浦島太郎状態となってしまっています。そのため、友達との会話が弾みません。いつも「この人誰?」とか「それは何?」とか「その言葉はどんな意味?」とか聞いています。まるで幼稚園の子供のようになってしまっています。

 

例えば、最近の例では、「ザッピング」という言葉の意味がわかりませんでした。日本語教師は言葉に敏感でなければなりませんので、私は日本語教師失格かもしれません。

 

お使いを頼まれる

 

 

これが一番困ることなんですが、日本へ一時帰国すると、中国の友人や知り合い、学生たちから日本の物をあれやこれや買ってきてとお使いを頼まれてしまいます。

 

日本の製品がジャパンブランドとして、信頼されているのは嬉しいことなのですが、ただ、こちらの立場としてはとても困ると言いますか。頼まれたら、お店に行って、その商品を探さなければなりませんし、また、代金は後払いのことが多いですので、その代金もまず自分で立て替えておかなければなりません。

 

また、買った後も心配事はつきません。なぜなら、飛行機には荷物の重量制限がありますので、頼まれた物を買ったら、重量制限を越えてしまうのではないかという心配がつきまとうからです。それに、重い荷物を持って、大学まで帰らなければならないという憂鬱もつきまといます。

 

今は中国でもネットなどで日本の製品を買えますので、私は多少高くついてもそっちで買ってくれよって思う今日この頃なんですが(笑)

 

学生たちの勘違い

 

 

学生たちは大学で働いている日本語教師はお金持ちだと思っている節があります。なぜなら、いつも「先生の給料は1万元ぐらいですか」と聞かれるからです。どうやら学生たちは外教の給料の相場を知らないようです。ですから、先生は毎日美味いものを食べていると思われていたりします。

 

そう思われているため、いつも割り勘にしていると、もしかすると、この先生はケチだと思われているかもしれません(涙)。ですから、それは大きな誤解であることを声を大にして言いたいのですが。

 

前、私は日本語学科の先生たちや学生たちから「学校近くの屋台は衛生的に良くありませんから、そこでは食べないようにしてください」と言われたことがあります。そのとき、私はそれは大きなお世話だと言いたくなりました。屋台で食べるなと言われたら、この安月給でどこで食べれば良いというのでしょうか。

 

毎日、学食ばかりでは飽きますし、だからと言って、毎日レストランでご飯を食べるわけにもいきませんし。ですから、自分で作るのが一番かもしれません。そうすれば、屋台で学生に見つかって、怒られることもありませんので(笑)

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