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「へ」(生活面)

スマホ決済

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スマホ決済

 

中国では現在スマホ決済が主流となっています。

 

 

そのため、中国は完全なキャッシュレス社会になってきています。買い物はもちろんのこと、最近は地下鉄やバスでもスマホ決済ができるようになってきました。

 

 

スマホに専用のアプリをダウンロートした後、このようにQRコードを機械にかざすだけで利用できます。ですから、小銭を準備する必要もありませんし、地下鉄カードやバスカードのようにわざわざ窓口でお金をチャージする必要もありませんので、とても便利です。

 

 

また、最近はファーストフード店やレストランなどでもQRコードから注文できるようになってきています。ですから、スマホだけで注文からお金の支払いまで、店員さんと一言も話さずに、また並ぶことなくできてしまいます。とても便利です。

 

また、お店側にとっても、口頭で注文を受けたり、お金の遣り取りをせずに済みますので、とても効率的です。そのため、スマホ決済した場合、値引きをしてくれるお店もあったりします。

 

 

このように中国ではスマホ決済が主流ですので、最近は現金での支払いを拒否されたりすることもあります。なぜなら、お釣りがないことが多いからです。特に小さな個人商店の場合はそうです。ですから、もし現金で払った場合、お店にお釣りがなければ、そのお釣りをスマホで受け取らなければないこともあります。

 

スマホ決済の良い所

 

①お釣りを騙されたり、偽札を掴まされたりしない

 

私が中国に初めて来たときはまだスマホ決済がぜんぜん普及していませんでしたので、私は毎回現金で払っていました。そのせいか、よくお釣りを騙されたり、偽札を掴まされたりしました。その結果、人間不信に陥ってしまったことが多々ありました。

 

今はスマホ決済のおかげで、お釣りを騙されたり、偽札を掴まされたりすることはなくなりました。これがスマホ決済の良い所です。しかしながら、スマホ決済の場合でも、店員さんが金額の入力を誤ってしまったり、自分が金額の入力を誤ってしまったりすることもあります。ただ、スマホ決済の場合は履歴が残りますので、それが証拠になりますから、あまり問題は起こりませんが。

 

一方、現金の場合ですと、店員さんに「現金を受け取っていない」、「お釣りはちゃんと渡した」と言われれば、店員さんと「渡した渡していない」という言い争いを起こさなければなりません。

 

私はかつて屋台でご飯を食べたとき、ご飯を食べる前に先払いしてしまったために、お店を出る時に、店員さんから「まだお金を払っていないよ」と言われ、揉めたことがあります。あの時の私はまだ中国語が全然できませんでしたので、警察を呼ぶ力もなく、泣く泣くもう1度支払いましたが。

 

これが教訓となって、それ以来、お会計は先に払うのではなく、後から払うようになりました。ただ、今はスマホ決済ですので、履歴を見れば、払ったか払っていないかすぐわりますので、先払いをしても問題ないと言えば問題ないのですが。

 

②レジの待ち時間が短縮

 

スマホ決済が普及したため、スーパーなどでのレジ待ちが短縮され、並ぶのがとても楽になりました。これもスマホ決済の良いところです。中国は人口が人口だけに、毎回レジには長蛇の列ができます。そのため、昔はレジで現金のやり取りをしていたので、かなり時間がかかりました。

 

 

しかし、今はQRコードをお店の人に見せるだけですので、スムーズに会計が終了します。また、ひと昔前までは、銀行カードで支払う方法も普及していましたが、最近その方法はあまり使われてなくなりました。やはりスマホ決済のほうが便利だからだと思います。なぜなら、銀行カードで払った場合はいちいちサインをしなければならないので、それがちょっと面倒だからです。

 

③お金に触らなくても良い

 

お金は世の中で一番汚い物と言われています。ここでの意味は金に汚いという意味ではなく、金が汚いという意味です(笑)。なぜなら、お金はたくさんの人が触っているからです。

 

 

特に、中国のお金はボロボロで汚いのが多いです。ですから、スマホ決済のおかけで、そのような汚いお金に触らなくても済むようになりました。これもスマホ決済の良いところです。

 

④送金が便利

 

以前は現金が主流でしたので、相手にお金を振り込むときは、銀行に行って、振り込んでいました。もちろん、振り込み手数料も取られていました。今はスマホ決済が普及していますので、手数料いらずで、相手に即お金を送金することができるようになりました。

 

また、自分が2つの違う銀行の銀行口座を持っている場合も、わざわざ銀行に行って入出金しなくても、即お金を口座間で移動させることができます。しかも、手数料もかかりません。これもスマホ決済の良いところです。

 

スマホ決済の悪い所

 

このようにスマホ決済は大変便利なのですが、その反面、悪い所もあります。それはお金をどんどん使ってしまうことです。なぜなら、スマホ決済ですと、金銭感覚がなくなってしまうからです。

 

 

もし自分の財布に現金があれば、お金を使えばお札が減っていきますので、お金を使っているような感じがありますが、スマホ決済の場合はその感覚がありません。ですので、いくらでも使えるような錯覚に陥ってしまいます。まるでスマホが魔法かのように。

 

そのため、財布と相談するようなことはなくなってしまい、その場の独断でお金をどんどん使ってしまいます。ですから、いつの間にか気付いたら、銀行口座にお金がほとんど残っていないことに気づきます。

 

 

現金の場合はお店に行って欲しい物があっても、現金が足りなければその場で諦めが付きますが、スマホ決済の場合はスマホが銀行みたいなものですから、自分のその購買欲に負けて、その場ですぐに買ってしまいます。

 

特に、飲みに行ったときはテンションが高くなっていますので、スマホの紐が緩くなっており、知らず知らずのうちにお金をバンバン使ってしまいます。そして、次の日になって、バンバン使ってしまったことを後悔します。

 

もしこれが現金だけでしたら、あとこれだけしかないから、もうそろそろ帰ろうということになりますが、スマホの場合はそうは問屋が卸しません(笑)。ですから、私は飲みに行くときは、スマホは持たず、現金だけを携えて行くようにしています。これが私にとっての飲みに行くときの鉄則になっています(笑)

 

ただ、飲みに行くとき以外は、私はいつも携帯電話だけで、現金を持ち歩いていません。ですから、私は完全なスマホ決済人間です。しかし、やはりスマホは機械ですので、電池がなくなったり、壊れてしまったりすることがあります。

 

私はこの前、携帯の電源が入らず、大変な目にあってしまいました。なぜなら、現金も持ち歩いていなかったため、お会計ができなかったからです。仕方なく、お店の人に事情を話し、家に帰って、銀行カードを持って、銀行へ行き、お金を下ろして、その店にまたお金を払いに行きました。もし、あのとき、現金も持ち歩いていれば、このような二度手間を防ぐことができたのになと今とても後悔しています。

 

ですので、私は最近現金も持ち歩くことにしました。やはり何かあったときに現金はお守りになってくれますので。日本人もその感覚が強いため、日本ではスマホ決済が普及してないみたいです。

 

また日本は災害大国なのもその一因にあると思います。災害が起きると、インフラが使えなくなりますので、その時に役立つのがやはり現金です。そのときはスマホ決済など何の役にも立たなくなってしまいます。

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