予想が的外れ

私は中国政府がファイザー社製のコロナ治療薬を承認したというニュースを見て、ファイザーの株価が爆上がりするに違いないと確信して、成り行き注文でファイザーの株を１０株買ったのですが、しかしながら、予想とは裏腹に株価が上がるどころか、２％も下がってしまいました。

ファイザーの株価が下がった原因は多くの機関投資家がコロナはまもなく収束すると予測して、ファイザーの株を多量に売り払ったからのようです。つまり、コロナが収束してしまうと、ワクチン販売も治療薬販売も大幅に減少するため、多くの機関投資家がファイザーは今後持続的な収益を見込めないと判断したのでしょう。

さすがプロの機関投資家たちです。目先のことに捉われず、先の先を読んで、株を運用しています。私にはプロの機関投資家たちのような先見の明がまったくありません。

モデルナのCEOも自社株を大量に売却し始めています。この動きもコロナがまもなく収束し、株価が下がり始めると判断したからなのでしょう。あるいは、アフターコロナ後に起こるコロナワクチンによる集団訴訟に備えるための資金を準備したいのかもしれません。

ファイザーの株価が下がり始めたのは残念なことですが、しかしながら、喜ばしいことでもあります。なぜなら、これはコロナの収束が間近に迫っている証だからです。

私もプロの機関投資家たちのように先見の明をもって、中国のコロナ政策を分析してみました(笑)

中国が厳格な隔離政策を行っているのは実はゼロコロナ政策を徹底するためではなく、中国人の海外渡航を制限し、自国通貨が海外に流れないようにさせるためなのではないかと思えてきました。世界各国で爆買いをしていた中国人の姿を思い起こしてみると、そう思わざるを得ません。

やはり厳格な隔離政策を行えば、中国人は海外に簡単には行けなくなりますので、その結果、国内での消費が増え、国内の経済を活性化させられるのではないかと。また、中国は国内だけで１４億人の人口がいますので、国内だけで十分経済を回せるため、わざわざ外国人を入国させなくても良いと思っているのではないかと。ですから、今後も隔離政策によるゼロコロナ政策を続けるのではないかと。

中国へ一日も早く帰りたい身としてましてはこの分析も的外れであることを願ってやみませんが(笑)