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昔話の読解教材⑰ 『ねずみ経』

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『ねずみ経』の本文と単語・文法

昔、昔、仲が良いお爺さんとお婆さんがいました。山の中で静かに二人で暮らしていました。ある日、お爺さんは、病気で死んでしまいました。お婆さんは、毎日毎日泣いて、暮らしました。一人の生活は、とても寂しいです。

お爺さんが死んでから数日後、偶然一人の偽者のお坊さんが来ました。「山で道に迷ってしまったので、一晩泊めてください。」と言いました。お坊さんを見たお婆さんは、「良かったです。死んでしまったお爺さんにお経を上げてください」と頼みました。そして、お坊さんにたくさん食事を出しました。このお坊さんは、偽者のお坊さんなので、お経を全然知りませんでした。

食事の後、偽者のお坊さんは、仏壇の前に座り、どうやってお経を唱えようかと悩みました。後ろには、お婆さんが座って、お経を唱えるのを待っています。そのとき、偽者のお坊さんの前に鼠が現れました。困った偽者のお坊さんは、鼠の動きと鳴き声に合わせて、「なむ、なむ・・・、おんちょろちょろ、穴を覗きました」「なむ、なむ・・・、何か言っています」と言いました。お経は、そこでお仕舞です。お婆さんは、お経が全然わかりませんでした。ですから、偽者のお坊さんが唱えたとおりに、毎日お経を唱えました。

ある夜のことです。泥棒がお婆さんの家に入ってきました。泥棒が耳を澄ますと、声が聞こえます。「なむ、なむ・・・、おんちょろちょろ、出て来ました。」泥棒は気づかれてしまったと思いました。だから、泥棒は小さな穴から中を覗いてみました。すると、「なむ、なむ・・・、おんちょろちょろ、穴を覗きました。」と聞こえてきました。泥棒は、びっくりして、声を出してしまいました。今度は、「なむ、なむ・・・、おんちょろちょろ、何か言っています」と聞こえてきました。泥棒はとてもとても驚いて、一目散に逃げて行きました。

単語

仲が良い 寂しい 泣く 偶然 偽者 お坊さん 道に迷う お経を上げる 仏壇 お経を唱える ~に悩む ~が現れる ~に合わせる 穴 お仕舞 耳を澄ます 一目散に

文法

動詞(て形)+てしまいました どうやって+動詞 動詞(た形)+とおりに  

   

『ねずみ経』の内容確認の質問


①お婆さんはどうして、毎日毎日泣いて、暮らしていましたか。

○○さんは最近いつ泣きましたか。どうして泣きましたか。
③お婆さんの家に偶然誰が来ましたか。
どうしてお婆さんはお坊さんだと思ったと思いますか。
⑤お坊さんはどうしてお婆さんの家に来ましたか。
⑥お婆さんはお坊さんに何を頼みましたか。
⑦お坊さんはどうして全然お経を知りませんでしたか。
⑧お坊さんはどうして悩みましたか。
どうしてお坊さんはお婆さんに本物のお坊さんではないと言えなかったと思いますか。
○○さんなら、どうしますか。

⑪お坊さんはどうしましたか。
⑫お婆さんはそのお経をどう思いましたか。それはどうしてですか。
⑬ある夜、お婆さんの家に誰が入ってきましたか。
⑭泥棒はどうしてとても驚いて、一目散に逃げてしまいましたか。
この昔話の笑いどころはどこにありますか。
○○さんは何か嘘をついて、その嘘で困ってしまったことはありますか。そのとき、どうしましたか。

学生が質問に答えるとき、本文の部分をそのまま読むことが多いので、私は段落ごとに質問していくのではなく、全段落が終わってから、質問していく方法も取っています。そのときは、プリントを裏返しにさせて、見ないで言ってもうらようにしています。

1年生ですと、この方法は難しいかもしれませんが、2年生以上なら、むしろ、この方法のほうが読解の練習としては良いかもしれません。なぜなら、記憶力も鍛えられるからです。

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