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「ろ」(授業面)

学生の姓名

「ろ」(授業面)
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学生の姓名

 

中国人の姓名は二文字が多いです。1文字目が姓で、2文字目が名前のパターンが多いです。例えば、王杰や杨紫などです。

 

統計によると、中国全土には6150の姓があるそうです。特に、李、王、张、刘、陈の姓が多いです。

 

 

中でも、李と王が断トツで多く、李姓と王姓は中国全土にそれぞれ1億人以上もいます。そのため、クラスには必ず李姓と王姓がおり、多いときには李さんや王さんがクラスにそれぞれ5~6人いたりします。ですから、そのときはクラスの半分ぐらいが李さんや王さんだったりします。

 

日本でも佐藤さんや鈴木さんは多いですが、さすがにこのような状況はなかなかないと思いますが。

 

そのため、中国では学生の名前を呼ぶときは姓と名前を一緒に呼ばなければなりません。なぜなら、同じ姓がたくさんいるからです。李さん、王さんと言ったら、たくさんの学生が返事をしますので、大変なことになってしまいます。また、中国人の先生の名前を呼ぶときも同じです。

 

ただ、一般的にクラスに同姓同名がいることはないと思います。なぜなら、同姓同名がいた場合、成績の管理上で問題が起こりやすいからなのではないかと思います。

 

ただ、病院などでは同姓同名が多いです。なぜなら、中国では姓名が二文字が多いからです。日本のように姓名が4文字が多いのであれば、同姓同名は少なくなりますが。

 

そのため、病院で、名前を呼ぶと、同姓同名の人がたくさんいたりすることもあるようです。ですから、カルテの管理も大変なのではないかと思います。

 

日本人にとっては姓と名前を一緒に呼ぶのはなんだか違和感がありますので、私は学生を呼ぶときは下の名前で呼んでいます。下の名前で呼ぶと、なんだか親しみも感じられるからです。

 

ただ、中国語の名前を日本語の名前呼びにしていますので、下の名前で呼んでいても、姓で呼んでいるような感じなのですが(笑)。日本人の名前では聞きなれない名前ですので。

 

中国の姓名の良いところ

 

中国は姓名が2文字ですので、同姓同名が多いのですが、姓名の読み方は一般的に1つしかありませんので、姓名の読み方で迷うことはありません。日本の姓名の場合はたくさんの読み方があるので、姓名の読み方で迷ってしまうことも多々あります。

 

例えば、「丹生さん」の場合、日本語では「たんう、たんお、たんおい、たんしょう、たんじょう、たんせい、たんにゅう、たんみ、にい、にう、にお、におい、にき、にく、にしょう、にび、にふ、にぶ、にゅう、にわ、にわお、のお、はに、はにゅう、ふにゅう、まるみ、みぶ」のようになんと26通りの読み方があります。

 

中国語では丹生さんの読み方はただ1つ「dang sheng」という読み方しかありません。この点が中国の姓名の良いところです。実際は姓名というよりも、中国語の良いところなのですが。中国語は漢字の読み方が一般的に1つしかありませんので、漢字の読み方で迷ってしまうことはありません。

 

一方、日本語の漢字はこのようにたくさんの読み方があるため、中国の学生の姓名を日本語の読み方で読むときに問題が起きてしまうときもあります。なぜなら、姓名の漢字に音読みがたくさんある場合、先生方によって、学生の姓名の読み方に違いが出てきたりもするからです。そのため、学生がよく自分の姓名で混乱してしまいます。

 

姓名の読み方がたくさんある場合は学生に言いやすいほうの発音だったり、音の響きが良いほうの発音を選んでてもらったら良いと思います。ただ、その場合、注意しなければならないのは、その発音の読みが日本語で変な意味になる場合は別の発音を使ってもらうようにしたほうが良いいです。

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