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「い」(契約面)

仲介会社が心配

「い」(契約面)
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仲介会社が心配

 

新学期が始まって間もないのですが、私は招聘状を出してくれる大学を探そうかと思い始めてきてしまいました。なぜなら、このコロナ禍の中でも招聘状が出て、中国の大学へ渡航できた方々がいるのを知って、私も日に日に中国に行きたいという思いが募ってきてしまったからです。

 

ここ最近中国の大学の求人をちらほら見掛けるようになりました。ただ、コロナ以前と比べると微々たるものです。現在見掛けるのは通途教育さんの求人ぐらいになってしまいました。杭州加美教育さんや瑞成教育さんの求人はさっぱり見かけなくなってしまいました。しかも、現在の求人の多くが中国国内在住者限定だったり、中国へ渡航できるまで、日本からオンライン授業することが応募の条件だったりしています。

 

中国の大学の日本語教師のボーナスと仲介手数料
中国の大学の日本語教師のボーナス日本では公務員に冬のボーナスが支給されたようです。とても羨ましい限りです。なぜなら、中国の大学の日本語教師はボーナスが出ないからです。中国語ではボーナスは年终奖と言います。年の終わりにもらえる褒賞金という意味です。ただ、ボーナスは出ませんが、大学によっては年に2回1000元~2000元(約1万5000円~3万円)ぐらいの旅行費...

 

以前こちらの記事でも書いたのですが、仲介会社は外教を大学に紹介することによって、私たちの給料の一部をマージンとして受け取っていますので、そのマージンを受け取れなくなれば、打撃を受けることは必至だと思います。

 

仲介会社は外教の紹介だけで会社を経営しているわけではないと思いますが、外教の紹介で得る利益も相当なものだと思いますので、今の現状では経営がとても厳しいのではないかと思います。仲介会社のお世話になったことがある身としましてはこの現状をとても心配しています。

 

今後もこのような状況が続くのであれば、倒産してしまう仲介会社も出てきてしまうのではないかと危惧しているのですが。そうなれば、今後は自分で大学を探して、直接応募しなければならなくなってしまいます。私はこの効率の悪い面倒臭さも経験していますし、このコロナ禍で自分で大学を探すのはとても至難の業だと思いますので、それだけはどうしても阻止したい気持ちでいっぱいなのですが。

 

話は変わってしまいますが、中国国内在住者限定の求人には果たしてどれほどの人が応募しているのでしょうか。現任校の外教が違う大学の求人に応募するのは想像できますが、職種が違う駐在員の方や現地採用の方が大学の求人に応募するとは到底思えないのですが。

 

また、中国へ戻れないために、多くの日本人外教が中国を離れている深刻な現状なのに、どうして大学の求人がまったく出てこないのでしょうか。これはいったい何を意味しているのでしょうか。

 

それから、新規の方には招聘状が発給されているというのに、新規ではない人には招聘状がなかなか発給されないのはなぜなのでしょうか。これはまるで携帯会社の新規ユーザーを優遇し、長期契約ユーザーを冷遇する対応と同じに思えてならないのですが。

 

このような対応をすると、外教の分断を生んでしまう可能性がありますので、中国政府には公平無私に招聘状を発給してくれることを願うばかりです。

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