スポンサーリンク
「と」(文化面)年中行事

中国の独身者の日

「と」(文化面)
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

 

11月11日は日本ではポッキーの日ですが、中国では光棍節(独身者の日)です。

 

なぜ11月11日は独身者の日なのか

 

中国では独身者のことを「光棍」(光る丸い棒)と言います。

 

光る丸い棒とはつるピカハゲ丸君と同じで、ツルツルの丸い棒のことです。つまり、光棍はツルツルの丸い棒=枝葉を持たない=子孫を持たない=独身者という意味です。

 

「1」がそのツルツルの丸い棒に似ていることと、それが4本並んでいるということから、11月11日がいつの間にか独身者の日と呼ばれるようになりました。

 

外国人的解釈では1(シングル)が4つ並んでいるから、独身者の日なんだと捉えても良いかもしれません(笑)
 
 
特に、中国では1人っ子政策の影響で男女比のバランスがとても不均衡になっており、男性が女性より3000万人ぐらい多くなっています。ですから、男性は必然的に独身者が多くなります。

 

独身者の日には自虐ネタでしょうか、独身証明書というものが発行されます。この独身証明書は正真正銘の独身であることを証明するもので、有効期間は10年です。ただ、この独身証明書の使い道は定かではありませんが。

 

独身者の日には何をするのか

 

独身者の日にはどんなことをするのかと言いますと、大きく2つに大別されます。1つは「独身万歳」ということで、1人で食事をしたり、お酒を飲んだりして、独身を楽しむです。

 

もう1つは「独身卒業」ということで、合コンやカップリングパーティに参加して、恋人を見つけるです。この日はいろいろな場所でイベントがあり、男性と女性の出会いの場が提供されます。

 

また、独身者の日には最大のイベントがあります。それはネットショッピングでの大セールです。

 

この日は多くのネットショップが独身で可哀想な人たちを慰めるために、「光棍節大セール」を行います。大部分の商品が半額になります。中には車なども半額になります。

 

この日は中国で電子商取引が1年で最大になる日で去年はこの1日だけで1兆7000億円を売り上げました。ですから、この日は別名「ネットショッピング買い物デー」とも呼ばれています。

 

もちろんこの日は独身じゃない人でも買い物ができます。たとえ独身証明書がなくてもです(笑)。もしかすると、この買い物の時にさっきの独身証明書が役立つのかもしれません(笑)

 
また、この独身の日に乗じて、レンタル恋人なる商売も登場します。例えば、「一緒に食事100元、一緒に映画を見る200元、一緒に月を眺める400元」というような感じでです。なんでもビジネスに変えてしまうところは恐るべし中国という感じです(笑)

コメント