スポンサーリンク
「と」(文化面)年中行事

中国の中秋節と月餅

「と」(文化面)
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

 

 

今日は中秋の名月です。中国では中秋節と呼ばれ、国民の祝日になっています。

 

名月を堪能する中秋節

 

中国では中秋の満月は家族円満、家族団欒の象徴になっています。中秋節は1日休みなのですが、家族全員で一緒に名月を見ながら、楽しい一時を過ごせるように、学校も会社も連休にすることが多いです。

 

そのため、学生の多くが帰省します。ただ、連休になりますが、土曜日、日曜日の休みを連休に振り替えているだけですので、その代わり、土曜日、日曜日は出勤になることが多いです。
 
 

中秋節のお供の月餅

 

中国では中秋節に満月に見立てて作られた月餅というお菓子を食べます。

 

 

英語ではchinese moon cakeと呼ばれています。月餅の中の餡にはたくさんの種類があります。例えば、メジャーなものでは小豆餡やナツメ餡、ハスの実の餡などです。

 

 

中には牛肉餡なんていうものもあります。甘い餡に牛肉をミンチしたものが混ざっています。

 

 

また、満月に見立てるために、中に栗が入っているものもあります。

 

 

また、このように日本の悪口が書かれた月餅も売られています。中国人の中には日本との歴史問題が原因で、反日感情を深く持っている人もいます。ですから、この月餅はそういう人たちが買うのだと思います。

 

 

月餅は「月の餅」と書きますので、月餅の名前の由来は「ウサギが月でついた餅だからなのかな」と思ってしまいますが、しかしながら、中国のウサギは月で餅をついているのではなく、不老不死の薬を作っています。ですから、このように中国のウサギはすり鉢で薬を調合している姿が描かれています。もしこれをトリビアに投稿していたら、100へぇがもらえたかもしれません(笑)

 

それと、かぐや姫がお爺さんとお婆さんに贈った不老不死の薬は実は中国のウサギが作ったものだったのかもしれません(笑)

 

大学によっては中秋節に教師に月餅をプレゼントする大学もあります。また、学生たちからも月餅をもうらこともあります。

 

 

また、故郷に帰れなかった学生たちと一緒に中秋節を祝うこともあります。

 

 

この時期になると、スーパーなどではたくさんの月餅が売られます。月餅は安いものだと、1個3元~5元(約45円~75円)ぐらいで買えます。

 

中秋節が終わると、この月餅が格安で売られます。ですから、私はそのときを狙って、月餅をたくさん買っています(笑)

 

ただ、月餅はとても美味しいのですが、ドーナツと同じく、カロリーがとても高いため、食べ過ぎると、太ってしまいますので、食べ過ぎには要注意です。

 

 

また、月餅は日本のお歳暮のような感じで、贈答品として贈られることも多いので、スーパーなどでは豪勢な箱に入れられた月餅が売られています。値段も結構します。

 

ただ、実際は箱だけが豪勢で、中身は小さな月餅が数個入っているだけなのですが。ですから、いつも箱代のほうが高いのではないかと思ってしまうのですが(笑)

 

 

中にはこんな大きな月餅も売られています。普通の家族が食べ終わるのに、いったいどれぐらいかかるのか気になるところです。これを全部食べたら、きっと糖尿病になってしまうことでしょう(笑)

 

 

また、中国では成金が多いため、純金月餅も贈答品用として売られています。なんとそのお値段は1万5000元(約22万5000円)です。

 

 

また、中国は将棋の国ですので、月餅将棋などもあります。将棋をしているときに、お腹が空いたら、うっかり食べてしまいそうですが(笑)

 

 

こちらは巨大月餅です。いったいどれぐらいの人が食べられるのか気になるところです。

 

 

こちらは超巨大月餅を作っている様子です。いったいどれぐらいの職人さんがどれくらいの期間をかけて作っているのか気になるところです。

コメント