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中国の連休の摩訶不思議

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中国の連休の摩訶不思議

 

今日は中国は清明節という祝日で、会社や学校などは休みです。中国も日本のハッピーマンデー法みたく、祝日があると、3連休にすることが多いです。暦上でもそうなっています。

 

今年の清明節は木曜日です。それで、3連休にするために、金曜日を休みにしています。これで土曜日の休みと合わせて、3連休になります。ただ、金曜日を休みにした代わりに、日曜日が出勤になります。

 

どうせなら、日曜日も休みにして、4連休にしてほしいところなのですが、然うは問屋が卸しません(笑)。残念ながら、日曜日は金曜日の授業になります。中国は週の間に祝日が挟まると、こういう代替えシステムになることが多いです。ですから、来週は連続6日間働かなければなりません。

 

個人的には3連休になるよりも、飛び飛びで休みがあったほうが良いのですが。なぜなら、連続6日間の出勤はきついですし、連休中は学生の大部分が帰省しますので、大学が静まり返り、寂しさが募ってきたりしますし、また、連休中はどこも混みますから、私はどこにも行かず家に引きこもってしまうため、とても退屈になってしまうからです。

 

では、どうして連休にするのかと言いますと、国民が故郷に帰れるようにするためです。実はそこには政府の生粋な計らいがあったのです。中国は家族だんらんを大切にする国ですので、家族と貴重な時間を過ごすために、大部分の国民が帰省します。

 

ですから、連休に入る前の授業、特に午後の授業は欠席者や途中で帰る学生が多くなります。なぜなら、午後の授業が終わってから帰ると、家に着くのが遅くなってしまうので、そうならないために、午後の授業を欠席したり、途中で抜けたりして、家に帰る学生が多いからです。

 

真面目な学生は一般的に授業を欠席しないのですが、授業が終わってからすぐ帰れるように、スーツケースを引きずりながら、教室に入ってくる学生もいます。あのスーツケースの中にはいったい何が入っているのか定かではありませんが。きっと夢がいっぱい詰まっているのでしょう(笑)

 

特に、10月1日から始まる国慶節の大型連休のときはクラスの半分ぐらいがスーツケースを引きずりながら、教室に入ってきます。ですから、教室の後ろにものすごい数のスーツケースが並びます。まるで空港の荷物置き場にいるような錯覚に陥ってしまいます(笑)

 

連休前の授業は人数が少なくなってしまいますので、もし人数がかなり少なかったら、教科書を進めるのはやめて、学生たちと雑談をしたり、歌を歌ったり、ゲームをしたりするほうが良いのではないかと思います。

 

なぜなら、教室にいる学生たちの頭の中ももう連休モードに突入していますので、授業をしたとしても、効果が薄いからです(笑)。それなら、普段の授業ではできないことをやったほうが効果的なのではないのかという結論に私は至りました(笑)

 

昨日は幸いなことに、水曜日でしたので、午後の授業はありませんでした。ですから、午前中の授業では欠席者はそれほどいませんでしたので、教科書を進めましたが。

 

中国の大学は一般的に水曜日の午後は授業がありません。なぜなら、水曜日の午後は先生方の会議の時間に充てられているからです。例えば、学部の会議や学科の会議などに充てられます。

 

日本人教師の場合は一般的に会議に参加しなくても良いですので、この水曜日の午後が学生と交流できる絶好のチャンスになります。なぜなら、先ほどの理由でどの学年も午後は授業がないからです。

 

中国の手机銀行

 

中国の銀行はとても便利です。なぜなら、大部分の銀行が祝日や土日も営業しているからです。しかも、営業時間も午前9時から午後5時までです。これは郵便局も然りです。

 

これが本来の銀行や郵便局のあるべき姿だと思いますが。やはり祝日や土日が休みだと、働いている者にとっては不便と言いますか。

 

以前、書いた記事では中国の銀行はたとえ同じ銀行であっても、省外の銀行でお金を下ろしたときは手数料が取られてしまうと紹介したのですが、今はどうやら取られなくなったようです(私の銀行がそうだけなのかもしれませんが)

 

とはいうものの、私は銀行でお金を下ろす機会が激減しました。以前までは銀行でちょくちょくお金を下ろしていたのですが、今は微信ペイやアリペイを使っていますので、現金は全然使わなくなってしまいました。そういえば、私はしばらく現金に触れていませんし、現金も見ていません。

 

ですから、今の私にとっては省外の銀行でお金を下ろした時に、手数料が取られようが取られまいが、そんなの関係ないのですが(笑)

 

また、自分が利用している中国の銀行の手机银行に登録すると、とても便利です。携帯から残高や入金・出金の明細が見られたり、振り込みなどもすぐに行えます。しかも、振り込み手数料も無料です(これも私の銀行だけかもしれませんが)

 

ですから、例えば、微信ペイやアリペイに登録している銀行が1つだけで、その銀行口座のお金が無くなったとしても、手机银行で自分の他の銀行口座から微信ペイやアリペイに登録している銀行口座にすぐにお金を振り込むことができます。

 

私は以前まではそれを知らず、銀行にわざわざ行って、微信ペイやアリペイに登録している自分の銀行口座にお金を入金していました。今考えてみれば、あの労力と時間は相当無駄だったなと(苦笑)

 

やはり微信ペイやアリペイに複数の銀行口座を登録しておくと、万が一携帯を落としてしまった時に悪用されてしまう恐れもありますので、個人的には微信ペイやアリペイには1つの銀行口座だけを登録しておき、その銀行口座にお金がなくなったときに、先ほどの方法でお金を入金するのが一番安全な方法なのではないのかと思います。

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