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「ろ」(授業面)

クラスの雰囲気

「ろ」(授業面)
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クラスの雰囲気

 

前回は雰囲気について紹介しましたので、今回はクラスの雰囲気について紹介したいと思います(笑)

 

中国の大学はクラス制ですので、クラスによって180度雰囲気が違ったりすることがあります。

 

雰囲気がにぎやかなクラスもあれば、静かなクラスもあります。この理由はおそらくそのクラスにお調子者がいるかどうかによるのだと思います。もしクラスに1人でもお調子者がいれば、クラスは必然とにぎやかな雰囲気に包まれます。また、恥ずかしがらずに、積極的に日本語を話す学生がいるかどうかも大きく関係していると思います。これはオンライン授業の場合でもパソコンを通じて如実に感じ取ることができます(笑)

 

雰囲気が静かなクラスは一般的にとても真面目で真剣に授業を受ける学生が多いのですが、なにせ静かなので、こちらから当てないと発言してくれないため、日本語でのやりとりに苦労してしまいます。しかしながら、授業はスムーズに進みます。

 

一方、雰囲気がにぎやかなクラスは私が当てなくても、勝手に発言してきますので、日本語でのやりとりが多く、授業がしやすいです。しかしながら、なにせ発言が多いため、授業がスムーズに進まず、いつも時間が足りなくなってしまいます。そのため、クラスの進度に差が出てしまいます。

 

どちらにもこのように一長一短があるのですが、やはり私はにぎやかなクラスで授業をするほうが好きです。なぜなら、自分も学生のテンションに合わせて、授業ができるからです。もし静かなクラスでもテンションを上げてしまうと、自分だけ浮いた存在になり、悲惨な結果になってしまいます(笑)。

 

ただ、プロの日本語教師になるためには、たとえどんなクラスであっても上手く授業ができるようにならなければならないのですが。学生たちに外教ガチャに失敗したと思わせないためにもです。

 

また、課外活動などを積極的に行うクラスもあれば、課外活動などをまったく行わないクラスもあります。こちらは班長によるところが大きいです。もし班長が社交的であれば、クラスの課外活動がたくさんあります。私は課外活動が大好きですので、課外活動を多く行うクラスを必然的に好きになってしまいます(笑)

 

私がクラスの課外活動で一番思い出に残っているのはクラスで大きな民家を借り切って、深夜までバーベキューパーティーをしたことです。

 

こういう課外活動では授業ではわからない学生たちの本当の性格が見て取れるので、とても面白いのですが。気が利く学生は肉とか野菜が焼けると、自分の食べる分を後回しにして、「先生、どうぞ」と言って、皿に入れてくれたりします。

 

また、後片付けタイムのときにはしっかり後片付けをする学生もいれば、後片付けをまったくせず、遊んでいる学生もいます。やはりこの違いは親の教育の違いによるところが大きいのだと思います(笑)

 

また、課外活動では学生だけではなく教師の本当の性格も見て取れます。中国人の先生の中にはクラスの課外活動が行われるたびに、よく自分のポケットマネーからカンパしたりする先生もいらっしゃいます。一方、私はカンパなどは一切せず、タダで飲み食いばかりしています(笑)

 

中国へ戻ったら、久しぶりに学生たちと外食したいなと思う今日この頃です。

 

また、中国人の先生の中には給料日が来るたびに、職員室にいる先生方にミルクティー店のジュースをご馳走してくれる先生もいらっしゃいます。ですから、その日は私は職員室に用がなくても必ず行くようにしています(笑)

 

中国のクラス分け

 

先ほどクラスによって雰囲気が違ったりすることを書いたのですが、今ふと中国の大学のクラスはどうやって分けているのか疑問に思ってしまいました。おそらく高考の成績順でクラスを分けているのではないかと思うのですが。例えば、成績上位の学生は1班、成績下位の学生は2班のようにです。あるいは、成績順に奇数の順位は1班、偶数の順位は2班のように分けているのかもしれません。

 

もしテストの平均点がクラス間で大きく違った場合は前者の分け方で分けられている可能性が大きいと思います。ただ、学生たちは大学でゼロから日本語の勉強を始めるますので、高考の成績が必ずしも日本語の成績と一致するとは思えないのですが。

 

これは可能性が低いかもしれませんが、クラス運営が上手くいくように、出身省市別や民族別に分けているのかもしれません。中国は広いですので、方言などもたくさんあるため、やはり同郷の学生や民族が同じクラスにいると、とても心強いのではないかと思います。

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