スポンサーリンク
「ろ」(授業面)

中国の大学の授業時間

「ろ」(授業面)
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

中国の大学の授業時間

 

中国の大学の授業時間は1コマ40分~50分が一般的で、2コマ連続で授業を行います。ただ、1コマ目と2コマ目の間に5~10分の休憩時間があるため、日本の小中高のような感じです。この点が日本の大学とは違います。

 

1コマ50分の授業でしたら、出欠確認を含めても、各駅停車のように授業をゆっくり行えますが、1コマ40分の授業でしたら、出欠確認を含めたら、授業時間がとても少なくなってしまいますので、特急のように授業を行わなければなりません。

 

私は1コマ何分であろうと、1分たりとも授業時間を無駄にしたくはないので、出欠確認は授業前に行っています。ただ、初めてのクラスを受け持つときは学生の名前と顔を覚えるまで、1人1人出欠確認を行わなければならないのですが。

 

しかし、学生の名前と顔を覚えてしまえば、1人1人出欠確認をしなくても、誰が来ていないかわかるようになってきます。なぜなら、学生が座る席は毎回だいたい同じだからです。ですから、その座席の状況を見れば、すぐわかります。このように授業が始まる前に、黙視で出欠確認をすれば、授業時間を大切に使うことができます。

 

また、私は授業時間を多く確保するために、学生が全員揃っていたら、チャイムが鳴らなくても、1~2分前ぐらいから、授業を始めます。だからと言って、授業を終わらせるのも1~2分早くするわけではないのですが。

 

これは一見学生にとっては得で、教師にとっては損のように思えますが、実際は反対で、学生にとっては損で、教師にとっては得になります(笑)。

 

このように毎回授業を1~2分早く開始すれば、塵も積もれば山となり、最終的には1コマ分になったりもします。

 

また、私は授業を終わらせる時間も1~2分遅らせてしまうこともあります。なぜなら、どうしても教案の時間配分通りに授業が進まないことがあるからです。やはり途中で授業を終わらせてしまうと、次回の授業で残りからやらなければならないので、授業計画が狂ってしまい、支障が出てしまいます。

 

本来であれば、時間がなくなってきたら、教案の教える内容を取捨選択して、終わらせるのがベストなのでしょうが、私はまだまだ授業に関して臨機応変に対応ができません。そのため、教案を終わらせるために、チャイムが鳴った後、『あと1分』、1分後、『あともう1分』と口癖のように言ってしまっています。これは学生からしてみれば、本当に有難迷惑なことなのですが。

 

なぜなら、4コマ目の授業の場合でしたら、授業時間をオーバーすると、食堂が込んでしまうからです。

 

4コマ目の授業が終わると同時に、たくさんの学生たちが食堂へ猛ダッシュで向かい、このように食堂での合戦が始まります(笑)。そのため、4コマ目の授業では教師が1~2分延長して、いくら熱心に授業をしたとしても、学生の意識はもう食堂にあるため、チャイムが鳴る前にすでに教科書を鞄にしまって、臨戦態勢に備えていますので、無駄骨を折ってしまうことになります。

 

ちなみに、私は食堂での合戦が嫌なので、4コマ目の授業が終わってから、すぐ食堂へは行かず、一度寮へ戻り、30分~1時間ぐらい寮でゆっくりしてから、食堂へ行っています。そうすると、このように列に並ばなくても済みますし、ゆっくり席に座って、食べられます。

 

また、2コマ目の授業の場合に授業を1~2分延長してしまうと、学生がもし3コマ目の授業もあれば、次の教室へ急いで移動しなければならなくなりますので、学生にとってはとても大変になってしまいます。大学によっては、離れた別の教学楼の教室に移動しなければならないこともあるからです。

 

かくいう私も連続で授業があるとき、授業時間をオーバーしてしまうと、急いで次の教室に移動しなければならなくなるので、離れた別の教学楼の教室に移動しなければならないときは、自転車に乗って、猛ダッシュでキャンパス内を駆け巡っています(笑)

 

また、授業時間をオーバーしてしまうと、次の授業のために廊下で待っている学生たちを待たせることにもなりますので、その学生たちにも迷惑を掛けてしまいます。特に冬場の廊下は寒いですので。

 

このようなことから、授業時間をオーバーする先生は学生に嫌われてしまいますので、授業時間を守るのは絶対厳守なのですが、しかしながら、私はそれが頭にあっても、授業時間を破るのが絶対厳守になってしまっています(笑)

 

ただ、学生に好かれる先生になれる裏技もあります。その裏技をここで無料で紹介したいと思います(笑)。それは3、4コマ目の授業があるときは、授業を早く始めて、早く終わることです。例えば、5分早く始めて、5分早く終わらせます。そうすれば、食堂はまだ込んでいませんので、学生たちからはとても歓迎され、神のような存在として崇められます(笑)

コメント