ユヅリスト

北京オリンピックが閉幕しました。しかし、残念ながら、ゼロコロナ政策が緩和される兆しが一向にありません。むしろ一段と強化されたような気がします。またしても私の予想は的外れだったようです。

今回の北京オリンピックでは中国でも羽生選手が大人気で、羽生旋風を巻き起こしました。学生の中にもたくさんのユヅリストが誕生しました。

反日感情がまだまだ根強い中国で日本人がこれだけ愛されるのはとてもすごいことです。羽生選手はもはや中国の反日感情をも超越した存在です。同じ日本人として誇りに思います。ですから、今度中国人に「どこから来ましたか」と聞かれたら、「羽生結弦の国から来ました」と答えようと思っています(笑)

今後は羽生選手だけではなく、中国のユヅリストたちにも日中友好の懸け橋になってもらいたいです。そして、中国の大学の日本語学科存続のためにも、大学で日本語の勉強を始めてもらいたいです(笑)

羽生選手はフィギュア男子シングルでは残念な結果に終わってしまいましたが、前人未到の４回転アクセルに挑戦した姿はとてもカッコよかったです。また、エキシビジョンでの美しい演技もとても素晴らしく、私は感動のあまり、鳥肌が立ってしまいました。

羽生選手の演技は身体の全神経がスケーティングに研ぎ澄まされ、氷と一体化しており、とても美学を感じます。ですから、演技がとても美しく、見ていてとても心地良くなります。私が思うに羽生選手のスケーティングはどの女子選手たちよりも柔らかく美しいのではないかと思います。

中国でも羽生選手が人気なのは演技力もさることながら、やはりルックスやスタイルも抜群だからだと思います。羽生選手の容姿はまさしく氷の王子様、アイスプリンセスのような感じですので、特に女性の心を引き付けるのでしょう。

また、羽生選手がリンクに入退出するときに一礼したり、観客やマスコミやボランティアにお辞儀をしたりする、礼儀を重んじる姿も魅力的に映るのでしょう。現に私も中国人からよく「日本人はとても礼儀正しい」と言われますので、羽生選手のその姿はまさしく日本人そのものの姿に映るのでしょう。羽生選手のお父さんは中学校の校長先生をしていますので、この礼儀正しさもお父さんユヅりなのでしょう(笑)

それから、羽生の姓はローマ字で書くと「HANYU」で、汉语(中国語)と同じピンインなので、中国人にとても親近感が持たれているのではないかと思います(笑)

羽生選手はずっとフィギュア男子シングルで出場していますが、私は一度フィギュアペアで出場する姿も見てみたいです。ただ、もしフィギュアペアで出場したら、きっとユヅリストたちの多くがその女性のペアに対して激しい嫉妬心を抱くと思いますが(笑)。あるいは、ユヅリストたちの多くがペアになりたくて、フィギュアを始めるかもしれません(笑)

羽生選手はお姉さんの影響からフィギュアを始めたようですので、ぜひ一度お姉さんとペアで踊る姿も見てみたいものです。

ということで、私は聴解の授業で、羽生選手のインタビュー教材を使って、ディクテーションさせようと思っています。羽生選手の声のおかげで、みんな一文一句集中して聞くこと間違いないでしょう(笑)