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「へ」(生活面)

悪魔と天使が囁く

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悪魔と天使が囁く

 

先日、スーパーで買い物をしたときのことです。いろいろ買い物をしたのですが、清算するとき、自分の計算していた額よりもとても安かったので、お金を払い終わった後、レシートを見直してみました。すると、1つの少し値段が高い商品がスキャンされていなかったことに気づきました。

 

そのとき、私の頭の中には悪魔と天使が囁いていました。悪魔は『店員のミスなんだから、それを言わなくても、お前は悪くない。そのまま知らんぷりして店を出ろ』と囁いていました。一方、天使は『どんなときでも、正直に生きなさい。』と囁いていました。私は一瞬、不覚にも悪魔の声に耳を傾けてしまったのですが、ふと我に返ったとき、金と銀の斧の正直者の木こりを思い出しました。

 

そして、すぐ店員さんにこの商品がスキャンされていないことを言い、その商品のお金を払いました。そのとき、天使の囁きどおり、正直に生きている自分が誇らしく思えました(笑)

 

ただ、本来であれば、お金を払い終わった後ではなく、合計額が安いなと思ったときに、間違いを指摘し、お金を払うべきだったのですが。これこそがまさしく真正直で、人間のあるべき理想の生き方だと言いますか。

 

この出来事に遭遇したときに、この出来事を授業でディベートするのも良いなと思いました。『先生のこの行いは正しかったか、正しくなかったか』で。

 

ディベートのテーマは身近であればあるほど、議論しやすいですので、常日頃、このようなことに遭遇したら、メモしておく習慣を付けておいたらいいなと思いました。授業の題材は石ではありませんが、このように身近にごろごろと転がっていますので。

 

実は、以前も店員さんがお釣りを間違えたときに、その場で指摘し、多かったお釣りを返したこともあります。

 

思い起こしてみれば、高校時代もそうでした。先生がテストの点数を付け間違えていることに気づいたときも、正直に先生に言いました。もちろん、点数が多く付けられていた時にです。

 

そのときに、その先生は私にこう言いました。『正直に言ったので、その点数はおまけにしておく』と。私はその先生のその言葉が今でも忘れられません。

 

それまでは正直者が馬鹿を見る世の中だと思っていたのですが、その先生の言葉を聞いてからは、正直者が得する世の中だと思い始めるようになりました。

 

ですから、自分もこうして教師になったので、学生が点数のことなどを正直に言ってきたら、この先生のようにしたいと思っているのですが、なかなかそのような学生は現れません(笑)

 

なぜなら、私は何度も点数の付け間違えがないかを確認しているからです。

 

ですから、今度、わざと間違えて、学生の反応を見てみようかと思っています(笑)。TBSのニンゲン観察バラエティ『モニタリング』のようにです(笑)

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