中国の大学の新学期の風物詩
中国の大学では9月の新学期になると、新学期の風物詩が見られます。それはたくさんの親子がたくさんの荷物を持って大学にやってくることです。
中国の大学は全寮制であるため、寮での新生活に備えて、いろいろな物を準備しなければならないので、新学期になると、このような親子の姿が大学構内のあちこちで見られます。
普段は娘さんに煙たがられているお父さんも、この日だけは娘さんにとってのヒーローになります(笑)。この親子はどんなことを話しながら、歩いているのでしょうかね。
子供は大きな夢抱いて、親はその子供の夢を後押してあげるために、大学にやってきます。毎年、この親子の姿を見るたびに、私は微笑ましくなります。
もちろん新入生の中には日本語を専攻する学生もいます。子供が日本語を専攻することに、親御さんはいったいどんな気持ちを抱いているのかはわかりませんが、私は親御さんが子供に将来日中友好の懸け橋になってほしいと願ってくれていることを信じたいです。ただでさえ、日本語を専攻している学生は大学で肩身が狭い思いをしていると思いますので、家庭ではそうであってほしいものです。
新学期になると、大学内は車でいっぱいになります。近場の学生が親御さんの車にたくさんの荷物を載せて学校にやってくるからです。
遠方の学生は学校が用意したスクールバスでやってくることが多いです。特に、鉄道駅やバスターミナルにスクールバス乗り場が用意されます。
大学に着いたら、入学の手続きや入寮の手続きなどをします。ですから、入学手続きの場所や入寮手続きの場所には長蛇の列ができます。
入学手続きや入寮手続きが終わったら、親子が食堂でご飯を食べたり、スーパーに買い物に行ったりします。
新学期の時期になると、大学の中や大学の側にある商業街でも新入生のための露店がたくさん出ます。これも中国の新学期の風物詩にもなっています。
新学期の時期は生活用品が安く売られたりしますので、私もそれに便乗して、よく買っています(笑)
また、新学期の時期は大学構内に通信会社が準備した携帯電話を契約するための露店も現れ、新入生向けに大々的なキャンペーンが行われます。そのキャンペーンはとても魅力的なのですが、ただ、残念ながら、外国人はここでは契約はできません。
また、新入生が来ると、先輩の学生たちの中にはボランティアになり、後輩のために、荷物を持ってあげたり、道を案内してあげたりします。この光景もまたとても微笑ましいです。
1年生だった学生が、2年生になって、急に先輩らしくなりますので(笑)。ただ、ボランティアになった学生は授業を欠席したり、遅刻したりすることもあります。これについては、賛否両論あると思いますが、私にとっては、ボランティアもいろいろな経験ができると思うので、積極的にボランティアをやるべきだと思います。
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