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消えた4万円の行方(2)

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消えた4万円の行方(2)

 

4万円が消えてから、2ヶ月以上が経ちました。この間、悲しみに暮れて何もする気が起きませんでしたが、しかし、先日、ようやく消えた4万円が私の口座に戻ってきました。

 

もう感無量の思いです。もともと私のお金なのですが、お金が倍になって返ってきたかのように嬉しいです。ただ、自然に4万円が戻ってきたわけではなく、そこには私の並々ならぬ執念と努力がありました。

 

ド根性

 

私は4万円を取り戻すために、銀行の窓口に何回も行きました。また、銀行のお客様センターや銀聯のお客様センターにも何回も電話をしました。

 

しかしながら、銀行の窓口の職員もお客様センターの職員も自分のお金ではないためか、全然親身になってくれませんでしたので、問題は何も解決しませんでした。

 

窓口へ行っても、電話を掛けても、問題が解決しなかったので、もう諦めかけていたのですが、最後の手段として、インターネットで解決方法を検索してみると、銀行も銀聯もメールで、質問や苦情を受け付けていることがわかりました。ですから、私はメールで解決してもらうことに願いを掛けました。

 

銀聯へメールする

 

まず、私は銀聯にメールしました。

 

銀聯のホームページのよくあるご質問に

 

Q『中国国内で発行したカードを使って現地のATMで現金引出しをしましたが、
 お金が出てこないのはなぜですか?』
A『この場合は、カード発行銀行にご連絡いただき、取引のキャンセルをご依頼ください。発行銀行は銀聯を介して該当ATMの管理銀行に連絡します。調査、確認の後、お客様の銀行口座に返金されます。』

 

と書かれてあったので、私は銀聯に『カード発行銀行に連絡しても、何も調査してくれなかったので、直接銀聯で調査してほしい』という旨のメールをしました。

 

しかしながら、銀聯の返答は『銀行を通して、問題を解決するのが規則になっているので、銀行に行って、処理してくれ』の一点ばりでした。

 

今回のトラブルの原因は銀行側にあるのか、銀聯側にあるのかわからないのですが、どうやら銀聯側には処理する権限はないようでしたので、おそらく銀行側に原因があったのではないかと思われます。

 

ですから、私はこのまま銀聯に文句を言っても、埒が明かないと思ったので、今度は銀行にメールをしました。

 

銀行にメールする

 

私は窓口や電話では強気で物事を言えないのですが、メールの場合はとても強気で物事が言えます。なぜなら、メールの場合は人と面と向かっていないため、窓口で怒鳴られたり、電話を切られたりしないからです。また、窓口や電話の場合は私の中国語の発音が悪くて、伝わらなかったり、相手の中国語が早すぎて、聞き取れないことがあるからです。

 

ですから、私は銀行に

 

『何度も銀行の窓口に行っても、銀行のお客様センターに電話しても、処理をしてくれない。その状態がもう2ヶ月以上も続いている。もし、このまま問題が解決しなければ、公安に通報する』という旨の強気なメールを送りつけました。

 

そうしたら、次の日なんと想像もしなかったメールが返って来ました。

 

『あなた様の心情を非常に理解できます。あたな様によくない心情を持たせてしまって、申し訳ございません。』という初めての謝罪メールが送られてきました。

 

今までは銀行の窓口でも銀行や銀聯のお客様センターでもすべてあなたが悪い的で責められ続けていたので、まさか謝罪メールが来るとは夢にも思っていませんでした。

 

そして、その後には『改めて調査をしますので、調査が終わり次第、連絡致します』と書いてありました。

 

『公安に通報する』という脅しが効いたのか、メールを見た職員さんが良い方だったのかわかりませんが(私はきっと前者だと思っているのですが)、2~3日後、戻ってきていたらラッキー的な感じで、ATMで残高を確認してみると、なんとなんとなんとなんと4万円が口座に戻ってきていました。

 

ただ、調査の結果が終わったというメールはその後来ませんでしたので、『公安に通報する』という言葉が効いたことがこれで証明されたようなものです(笑)

 

お金を下ろせていないのに、口座から引かれるのはおかしな話です。それなのにもかかわらず、なぜこちらからわざわざ銀行に取引のキャンセルをお願いしなければならないのでしょうか。本来であれば、そうならないシステムを構築するのが銀行の役目だと思うのですが。

 

今回の件はとても不快でしたが、みなさんが同じようなトラブルにあったときの解決方法をこのブログで提供できて良かったです。

 

トラブルが解決しないときは、強気な気持ちを装ってでも、「公安に通報する」という決め台詞を吐かれることを強くお勧めしたいと思います。

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