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中国の赤と黄色

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中国の赤

中国人が好きな色はなんと言っても赤です。

なぜなら、赤はおめでたい色であり、また中国の国旗のカラーでもあるからです。そのため、中国マーケットを意識して、アップルは赤のアイフォーンを発売したり、カシオは赤のGショックを発売したりしています。

そのため、中国の女性も男性も下着の色も赤が好きです。下着売り場にはこのように赤の下着がたくさん売られています。日本ではあまり見かけない光景だと思いますが。

また、中国の伝統服であるチャイナドレスも赤が定番です。

また、中国では結婚式などのご祝儀や春節のお年玉も赤い封筒に入れて渡します。ですから、中国では「紅包」と呼ばれています。

このように中国人の生活において、赤は欠かせない存在の色となっています。ですから、学生に好きな色を聞くと、赤と答える学生が非常に多いです。

中国の黄色

中国の国旗のメイン色は赤ですが、国旗の中にある5つの星には黄色が使われています。中国では昔から黄色は高貴な色であるため、皇帝の衣装に使われていました。

なぜ中国では黄色が高貴な色であるのかと言いますと、最初の皇帝が「黄帝」であったからです。また、中国文明の発祥地が「黄土高原」で、そこを流れる河が「黄河」であるためです。また、黄色は土の色で、五行説では中央にあり、中華の象徴でもあるからです。ですから、最も尊い色として、黄色は昔から皇帝の服の色に利用されてきました。

黄色は昔から高貴な色の象徴として利用されてきたのですが、ただ、現在の中国では黄色は別の象徴になってしまいました。

よくホテルの部屋に禁止「黄」「賭」「毒」と書かれたプレートを見掛けます。中国通でなくても、漢字を見ただけで、「賭」は「賭博」で、「毒」は「違法ドラッグ」だと分かると思いますが、では、「黄」はどういう意味かわかりますでしょうか。実は「黄」には「卑猥や猥褻」という意味があります。つまり、ここでは「売春」という意味です。

日本では「卑猥・猥褻」を表す色と言えばピンクを連想する人が多いと思います。なぜなら、日本ではピンクは女性の色であるためです。そのため、卑猥な映画は日本では「ピンク映画」と呼ばれています。また、卑猥なお店はピンクサロンと呼ばれています。

一方、中国では「卑猥・猥褻」を表す色はピンクではなく、黄色です。ですから、中国語では、ピンク映画は「黄色电影」と呼ばれています。また、アダルトビデオは「黄片」、エロ本は「黄书」と呼ばれています。

そのため、中国人にとってはピンクは「卑猥・猥褻」を象徴する色であるという認識はありません。一方、日本人にとっては黄色が「卑猥・猥褻」を象徴する色であるという認識はありません。日本人にとって黄色は目立つ色なので、危険を知らせるための色であるという認識があると思います。

では、なぜ中国では黄色が「卑猥、猥褻」を意味するようになったのかと言いますと、それは1894年イギリスで発刊された「イエローブック」という雑誌が関係しています。

その雑誌は「デカダンス」を象徴する雑誌として発刊されました。「デカダンス」とは「退廃的」という意味です。つまり、「デカタンス」とは風俗や気風がくずれて、不健全になる社会のことを言います。

この「イエローブック」内には堕落的な表現や官能的な表現などがあるため、その「イエローブック」が元になり、中国では黄色が「卑猥、猥褻」を表現するようになりました。

中国には「黄」という姓も多いのですが、ただ、姓が「黄」だからと言って、必ずしも性的であるとは限りませんので、黄さんたちの名誉のためにも、最後にそれを付け加えておきたいと思います(笑)

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