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昔話の読解教材⑬ 『十二支の中に猫がいない理由』

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『十二支の中に猫がいない理由』の本文と単語・文法

女:年賀状を書いているんですか。
男:はい。
女:その絵は何ですか。
男:馬です。来年は馬年なんです。
女:馬年? 馬年って何ですか。
男:毎年その年の動物が決まっているんです。
      来年は馬の年なんです。この毎年決まっ
  ている動物を十二支と言うんですよ。12
  の動物がいるからです。12 の動物が12 年
  で一回りします。
女:馬の他の動物は何ですか。
男:12 の動物は順番に、鼠、牛、虎、兎、竜、
  犬、蛇、馬、羊、猿、鳥、犬、猪です。
女:あれっ?犬がいるのに、どうして猫はいな
  いんですか。
男:ああ、それにはこんな話があります。

昔、昔、動物たちが神様に呼ばれました。神様は動物たちにこう言いました。「みんなの中から1 2 の動物を選ぶことにします。来年の1 月1 日の朝、私の家へ早く来た順に選びます。選ばれた動物は順番に、12 年に1 度、その年の1番偉い動物になることができます。」

それを聞いて、動物たちはみんな「12 の動物に選ばれたい」と思いました。ところが、猫は神様の家へ行く日がいつか、忘れてしまいました。猫は鼠に聞きました。「鼠さん、神様の家へ行く日はいつか、覚えていますか。」猫に聞かれた鼠は「猫さん、それは1 月2 日ですよ。」と言って、わざと違う日を教えました。

1 月1 日の朝になりました。牛は歩くのがとても遅いので、前の晩に出発しました。ところが、朝、神様の家の前に着いたとき、牛の背中から鼠が飛び降りました。鼠はこっそり牛の背中に乗って来たのでした。鼠は「牛さん、どうもありがとう。でも、私が一番ですよ!」と言って、神様の家に入りました。それで、1番早く神様の家に着いた動物は、鼠になってしまいました。牛の次には、虎、兎が来ました。走るのが速い馬や犬は油断して、最後のほうになってしまいました。こうして、12 の動物が決まりました。

次の日の朝、猫が来ました。猫は、他の動物たちがいないので、自分が1番だと思って、喜びました。でも、神さまに、「12 匹の動物はもう決まってしまいました。」と言われて、驚きました。猫は鼠に違う日を教えられたことに気がついて、とても怒りました。そのときから、猫は鼠を見る、いつも追い掛けているそうです。

単語

年賀状 十二支 順 順番 偉い わざと 背中 飛び降りる こっそり 油断する 追い掛ける

文法

動詞(辞書形)+ことにします 動詞(辞書形)+と

『十二支の中に猫がいない理

由』の内容確認の質問

①昔、昔、動物たちが誰に呼ばれましたか。
②神様はどうやって12の動物を決めると言い
 ましたか。
③猫はどうしましたか。
どうして猫は忘れてしまったと思いますか。
⑤それで、猫はどうしましたか。
どうして猫は鼠に聞いたと思いますか。
○○さんなら、どの動物に聞きますか。
 それはどうしてですか。
⑧猫に聞かれた鼠はどう答えましたか。
鼠はどうして猫にわざと違う日を教えたと思いますか。
⑩牛はいつ出発しましたか。それはどうしてですか。
⑪どうして牛が一番早く出発したのに、鼠が一番早く
 神様の家に着きましたか。
⑫走るのが速い馬や犬はどうして最後のほうになって
 しまいましたか。
⑬猫はいつ神様の家に着きましたか。
⑭猫は神様の家に着いたとき、どうして喜びましたか。
⑮猫はどうして驚きましたか。
⑯猫はどうして怒りましたか。
⑰そのときから、猫は鼠を見ると、どうしていますか。
 それはどうしてだと思いますか。

読解が終わった後、実際に年賀状を作る活動につなげることができます。これも、貴重な日本の文化体験になります。実際に、日本人の先生や日本人の友達、日本のアイドルなどに年賀状を書いて送れば、本当の生きた活動につながります。
 
 
中国にも年賀状がありますが、ただ、中国の場合は、年賀状に干支の動物はあまり書かないようです。また、中国では、年賀状は直接相手に手渡しするのが一般的なようです。

  
中国の干支と日本の干支はほとんど同じですが、ただ、中国は龍はドラゴンですが、日本は龍は実在しないので、竜の落とし子で、代替しているところがちょっと違います。


また、日本の最後の干支は猪ですが、中国の最後の干支は豚です。ただ、中国語で豚は「猪」と書きます。猪は「野猪」と書きます。

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