日本の生食文化
私は日本食ではお寿司が大好きです。やはり新鮮なお魚を生で安心して食べられる日本は最高です。この点については日本で生まれて良かったなと思えます(笑)
日本は世界一の長寿国ですが、その理由には日本の生食文化も多少関係しているのではないかと思います。
日本は魚だけではなく、野菜なども生で食べることが多いです。魚や野菜などを加熱すると、どうしても栄養素が失われてしまいます。一方、生の場合は栄養素をそのまま効率良く体に摂取することができます。日本人は子どものころからこのような食習慣があるため、体が健康的なのではないかと思います。
ただ、中国人にとっては生の物を美味しそうに食べる日本人はどうしても野蛮に見えてしまうようです。なぜなら、中国では生で食べる食習慣がほぼなく、加熱するからです。
日本料理は素材本来の味を生かすためにできるだけ人の手を加えないことをモットーにしていますが、中華料理は素材の味を引き立たせるために、人の手をたくさん加えることをモットーにしています。そのため、中華料理は焼く、煮る、蒸すなど調理方法が豊富です。ですから、中国では生で料理を提供することは料理人のプライドに関わるため、生の料理自体が存在しないのかもしれません(笑)
ただ、最近は中国でも日本食ブームでお寿司やお刺し身が食べられるようになり、生ものに対する抵抗がなくなってきています。実際学生の中にも日本料理店でお寿司やお刺身を初めて食べて、大好きになり、それをきかっけに日本の生食文化に興味を持ち始める学生もいます。
ですので、そういう学生たちの興味を更に深めるためにも、日本の生食文化について、授業で紹介してあげると良いと思います。
こちらは中国の方が初めて馬刺しを食べる動画です。中国では肉は徹底的に焼いて食べるので、日本では肉までも生で食べることを知ったら、学生たちはとてもびっくりすることでしょう。私は馬刺しは高級なため一度も食べたことがないので、それを気軽に食べられる中国人の懐の暖かさにびっくりしましたが(笑)
こちらは羽生結弦選手が卵かけごはんを食べる動画です。この動画を見せたことによって、ユズリストの学生たちが真似して食べてしまわないかどうか心配です(笑)。そうならないためにも、日本の卵は衛生管理が徹底されているため、生でも食べることができることを口を酸っぱく言う必要があります(笑)
それから、日本の生食文化に関して踊り食いや活け造りなどの残酷的な要素も包み隠さず紹介してあげると良いと思います(笑)
ただ、こちらの動画を見せると、日本に対して更に野蛮な嫌悪感を生んでしまう可能性も無きにしも非ずですが(笑)
以前新学期の授業を開始するときに授業の要望のアンケートを取ったことがあるのですが、その中で日本語がもっと上手になりたいという要望が多くあったとともに、日本の文化や習慣についてもっと知りたいという要望もとても多くありました。
この要望を見て、私はたとえ何の授業であったとしても、できるだけ日本の文化や習慣もその授業内容と絡めて、紹介してあげたいと思うようになりました。
学生たちは日本のことをたくさん知っているようで、実は知らないことも多いですので、いろいろな日本の文化や習慣を紹介してあげて、日本や日本人に興味を持ってもらうことも日本語の勉強のモチベーションを高める上でもとても重要なことだなと思います。
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