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視聴覚教材

中国の社会問題を題材にしたドキュメンタリー番組①

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中国の学生は中国の社会問題の真の実情を知らないことが多いです。なぜなら、中国のテレビではそのような実情をあまり報道しない、あるいは、報道できないからです。

 

ですから、その実情を知ってもらうために、日本のテレビ局が作った中国の社会問題を題材にしたドキュメンタリー番組を見せると良いと思います。

 

中国の社会問題を題材にしたドキュメンタリー番組

 

1億人が漂流する~中国・都市大改造の波紋~

 

 

こちらのドキュメンタリー番組では、農民工(農村からの出稼ぎ労働者)が中国政府の都市改造計画により、城中村(出稼ぎ労働者居住地区)から追い出され、都市の中を漂流していく様子や居場所を失った農民工の苦悩や希望が鮮明に描かれています。

 

こちらのドキュメンタリー番組を見ると、中国で生きて行くことの大変さが改めてわかります。

 

私は城中村(都市の中にある村)は活気があり、中国らしさを感じられる場所なので、とても好きです。また、中国在住薄給日本人教師の胃袋も満たしてくれるありがたい場所でもありますので、このように城中村がどんどんなくなっていく現実をとても残念に思います。

 

一億大移動~流転する農民工~

 

 

こちらのドキュメンタリー番組でも農民工(農村からの出稼ぎ労働者)が中国政府の都市改造計画により、城中村(出稼ぎ労働者居住地区)から追い出され、都市の中を漂流していく様子が鮮明に描かれています。

 

冒頭のお爺さんの「政府は農民を大切にすべきだ。習近平に私は直接言いたい。銃殺されても。」「共産党は昔と変わってしまったよ。金持ちばかり見ているんだ。貧乏人を見捨てるようになったんだ」という言葉を聞いて、今の農民工の悲痛な叫びがひしひしと伝わってきました。

 

この言葉を聞いて、私は中国は毛沢東の時代のほうが良かったのか、鄧小平の時代のほうが良かったのかと改めて考えさせられました。

 

中国政府は突然の立ち退き通知など、ほんと強引だと思いますが、ただ、これだけの人口をまとめるとなると、やはりこのような強行手段を取るしかないのかなと思ったりもしてしまいます。

 

ただ、中国政府には今の中国の経済発展があるのは農民工のおかげであるということは決して忘れないでほしいです。そして、今後は金持ちではなく、農民工を第一に考えた政策を打ち出していってくれることを切に願うばかりです。

 

学生たちはこのドキュメンタリーを見て、きっと自分の国の実情を知り、ショックを受けるとともに、この問題を解決するためには、我々はどうしたら良いのかを真剣に考えてくれるのではないかと思います。

 

もし農民工の問題について何も感じなくても、親は子供のために、自分の人生をすべて捧げてくれているんだということに改めて気付かされると思います。

 

ですから、このドキュメンタリーを見せた後に、感想文を書いてもらったり、ディスカッションをすれば、中国の社会問題について、より深く理解できると思います。

 

また、中国に住んでいる者としても、中国社会を理解することはとても大切なことだと思います。中国社会の真の姿を理解してこそ、中国人を理解でき、それが真の日中友好に繋がるのではないかと思います。

 

日本の社会問題を題材にしたドキュメンタリー番組

 

学生は日本の社会問題の実情も知らないことが多いですので、逆に、日本の社会問題を題材にしたドキュメンタリー番組を見せるのも良いと思います。

 

 

 

 

 

 

こちらは親子ホームレスに密着したドキュメンタリー番組です。かなり古いですが、学生たちに見せると、きっと先進国の日本にもこのようなホームレスの人たちがいるのかと衝撃を受けると思います。

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